月別アーカイブ: 2024年11月

大津絵

大津絵をご存知でしょうか?
大津絵美術館(大本山圓満院)には次のように書かれています(抜粋)。

大津絵とは、今からおよそ340年昔(江戸初期)、東海道五十三次の大津の宿場(大津の追分、大谷)で軒を並べ、街道を行き交う旅人等に縁起物として神仏画を描き売ったのがその始まりです。

名も無き画工たちが書き始めたのが始まりで、その多くの絵柄は風刺、教訓の意味を持っています。

実は先日、週末のウォーキングで大津まで行って成り行きで寄った大津市歴史博物館で大津絵を見ました。その近くの圓満院に大津絵美術館があるのは帰ってから知りました。

この博物館には琵琶湖周辺の歴史や近江大津宮、滋賀にゆかりのある紫式部や源氏物語にまつわる展示などがありました。最近、大津の辺りを歩いてその地域の歴史のことを学んだりしているので、どの展示も興味深く面白かったですが、特に大津絵は印象に残りました。

展示物のところに大津絵は民藝運動の柳宗悦もその価値を評価していたという説明があり、なるほどと思いました。柳宗悦は無名の職人たちによる日用品などの芸術性を「用の美」として評価していた人ですが、大津絵にも共通点があると思えます。

特に面白いと感じたのは「鬼の念仏」(画題の一つ。他にも「藤娘」など)です。描かれているのは僧侶の格好をした鬼ですが、偽善を風刺しているようです。外見と内面のギャップを僧侶と鬼で表しているのです。なんだか憎めない感じの鬼たちですが。

機会があれば、大津絵美術館にも行って改めて見てみたいです。

下鴨つどいの広場(2024.11.26)

下鴨つどいの広場の「乳幼児親子のつどいの広場」へ行ってきましたが、雨のためか私のいる午後2時から4時の間は誰も来られませんでした。
そのかわりつどいの広場の職員さんと手伝いに来られていた児童養護施設の職員さんと話ができました。児童養護施設については保育士試験で勉強しましたが、実際の現場で働いている人と話すのは初めてなので、勉強した内容について実際はどうなのかなど興味あることを色々と聞いてみました。

子育てや子どもを取り巻く環境、子どもの心理についてなど、子どもにまつわる話をしているうちに2時間はすぐに過ぎました。

来月はクリスマス会のお手伝いをします。

木々の紅葉が始まっていますが、天気が悪くてくすんで見えます。

下鴨つどいの広場(2024.11.12)

下鴨つどいの広場こがもの「乳幼児親子のつどいの広場」に行ってきました。
14時前に着いた時には1組の親子が来られてて、その後、ばらばらと3組来られました(3か月の赤ちゃんから3歳くらいの子まで)。

開いている時間(午前から夕方まで)、好きな時に来て好きなだけ滞在することができる場所です。子どもはスタッフに任せ、お母さんは昼寝もできるということです。そんな場所はなかなかないのではないでしょうか? 建物も元々住居だったところで、家の雰囲気があり、まさに「実家のような」(広場のコンセプト)感じがすると思います。おもちゃや絵本などもたくさんあって、子どもたちは退屈することもないようです。
音楽好きな子がピアノをバンバンならしていました。

子どもたちの様子を見たり一緒に遊んだり、お母さんたちと話したりする中で、色々と気づきもあり、いい経験をさせてもらっています。

ピアノに合わせてあそぼう(2024.11.11)

今日はじゅらく児童館の「ピアノに合わせてあそぼう」の日でした。

プログラムは以下のとおり。

・自己紹介(お子さんの紹介と好きなおもちゃ)

・おはようのうた

(季節の歌)
・まっかな秋
・こぎつね
・七つの子

(手あそび)
・げんこつやまのたぬきさん
・むすんでひらいて
・バスにのって

(今月の歌)
・どんな色が好き

(歌に合わせて動きましょう)
・ドレミのうた
・ドロップスのうた

(演奏)
・メヌエット ト長調(バッハ?)
・トロイメライ(シューマン)

有名なバッハのメヌエット ト長調は実はバッハの曲ではなかったらしいという話と、トロイメライはドイツ語で「夢」という話をしました。

今回とても感動的なことがありました。
最初の「おはようのうた」の最後のところで歌いながらお母さんがお子さんを抱きしめるのですが、2歳前の子と3か月の赤ちゃんを連れてきたお母さんが上のお子さんを抱きしめようとすると、その女の子は寝転んでいる赤ちゃんを抱くようなしぐさをしました。まだ2歳になっていないのに、お母さんの代わりに自分のきょうだいを抱きしめようとした様子に周りの親御さんたちも思わず感動の笑顔になっていました。

来月は、12月9日。クリスマスの曲などをやります。