逆ハの字?

少し前にとり上げた『ロシアピアニズム』(大野眞嗣氏著/yamaha music media)の本には、手の構えについて1の指を少しだけ前方に移動し、手のひらを逆ハの字のような斜めの状態にすると書いてあり、ここは「ん?」と思って何度か読み返しました。弾きにくそう。このことについて、YouTubeの動画でも説明されているピアニスト(ロシアピアニズムの)がいらっしゃるのですが、この手の構えをすると余計な力みが生じるので同意できませんでした。

それで、今読み返している『ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』(トーマス・マーク他著/春秋社)には、手の構えについて「小指主導」であるべきだと書いてあります。つまり、上腕につながっている骨は、前腕の2本の骨のうち1本で、それが小指につながっているから小指側を軸とする方がいいということです。ロシアピアニズムの本に書かれていた1の指を前にするというのは、親指主導であり、それは手の故障につながりやすいということです。小指主導というのは、鍵盤に対し手を垂直に構え逆ハの字ではないので、こちらが普通だと思いますが。

たまたま続けて読んでる本で真逆のことが書かれているので、記事にしてみようと思いました。『ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』は骨の構造を元に体の使い方を説明しているので説得力があります。

ロシアピアニズムについても、人によって考え方が少し違ったりするようですし、絶対これというのでもないのかなと思っています。

興味のある方の参考になれば幸いです。

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