知らない世界をかいま見る

昨日、富田潤さんの織物ワークショップへ行ってきました。
元々友人夫婦が行く予定で予約していたのですが、だんなさんが行けなくなったので私が代わりに参加することになりました。

イベントの前日まで、場所もちゃんと知らず、改めて調べてみると思ったよりだいぶ遠い所でした。住所が京都市右京区嵯峨越畑で「嵯峨」とつくから嵐山くらいだと思っていたのですが、全然違ってうちから電車・バスだと2時間近くかかるとわかり驚きました(右京区も左京区もけっこう広いのです)。

富田潤さんのことも特に調べたりしてなくて、その世界(テキスタイル)では有名で豊富な経験と実績をお持ちの方なのだと行ってから初めて知りました。参加者の方々もそういう分野に携わっておられたり、織物のことにも詳しく、皆さんの話を聞いているうちに、富田潤さんがどういう方なのか少しずつわかってきました。
富田潤さん公式サイト

場違いなのを感じつつ、これも体験と思って初めての織物に挑戦しました。
使ったのは卓上織機。はじめはちんぷんかんぷんでしたが、富田さんやスタッフの方々のご指導により少しずつわかってきました。体験とはそういうものですね。手を動かして初めてちょっとわかる。

ワークショップのスケジュールは以下の通りでした。
午前 作業
昼  ランチ
午後 作業
   工房見学

ランチはワークショップ会場から少し離れた現在お住いの家でいただきました。古民家を元の雰囲気を保ったまま改修した建物にテキスタイルや美術品、古家具や道具などが置かれ、まるで博物館かギャラリーのような雰囲気でした。
富田さんの畑でとれた野菜などを使って富田さんが仕込んだ料理が多く使われていました。おいしくいただきました。

工房は、えっ、こんなところに!と驚くような茂みの中にあって、中には多分一生見ることもないような様々な織機があり、説明も専門的で所々理解できませんでしたが、とにかく貴重な体験をさせていただきました。

越畑という所は初めて知りましたが、愛宕山の山麓で自然豊かな景色の美しいところです。きれいな水が豊富でおいしいお米が作れるらしいです(ランチのおにぎりもおいしかった)。
今回はゆっくり散策する時間はありませんでしたが、また気候のいい時に訪れたいと思える所でした。(越畑について

肝心の作品ですが、コースターを作るというのが目的のワークショップでしたが、皆さん長いのを作られていたり凝った模様にされていたり様々でした。私はのんびりやっていたのであまりはかどらずコースターより少し長細いくらいの敷物になりました。

たまたま誘われて参加したワークショップでしたが、全然知らなかった世界をかいま見れたり、越畑という美しい里山があることを知ったりと、実りある一日でした。