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子育て講演会で音楽

今日は、毎月「ピアノに合わせてあそぼう」というイベントで行っている近所の児童館と保育所共催の子育て講演会でイベントをやらせていただきました。
タイトルは『赤ちゃんは何を聴いているの? どんな音楽が好き?』です。

内容は
・赤ちゃんの聴覚や音から受ける影響などのお話
・子守歌(シューベルトの子守歌、モーツァルトの子守歌、ゆりかごのうたを今回演奏用に編曲したもの)の演奏(歌詞を配って知ってる方には歌っていただきました)
・軽快なクレメンティのソナチネの演奏で雰囲気を変え
・みんなでリズムで楽しむ歌(森のくまさん、おもちゃのチャチャチャ、山の音楽家など)を伴奏にたくさんリズムバリエーションをつけて、小さな手作りのマラカスを配ってもらってみんなで歌ったり、マラカスを振ったり。

23組か24組くらいの親子が来られましたが(2歳くらいまでの)、マラカスは今回のために60個も用意してくださりましたので(!)、足りました。みんなで振ったらすごい音かなと思ったら、中身がビーズやどんぐりなので優しい音でちょうどよかったです。鈴やカスタネットのような普通の楽器だと数が多くなるとかなり耳にきつい感じになりますが。

終わってからお子さんの反応を教えて下さったお母さんがいらっしゃいました。まだおしゃべりはあまりないけど音楽に合わせて言葉が出てくるというお話は興味深かったです。一人、回覧板で見たからと近所の方がかけつけてくださり、子供たちが音楽が始まるとリズムに合わせて動いていたよと教えてくれました(今日はみんなに背を向けてピアノを弾いていたので)。

児童館や保育所のスタッフさんたちの感想などからも、やはり子供はリズムによく反応してくれるんじゃないかなと改めて思いました。
とりあえず無事終わってほっとしてます。

リズムにのって

『赤ちゃんは何を聞いているの?』(呉東進著)の中に、リズムについて書かれている部分があります。

生まれて2~3日の新生児の脳もリズムに反応することから、リズムに対する感覚はある程度生まれつき備わっていると考えられるようです。そして、9か月くらいになると、音楽に合わせ体を揺らす子も出てくる。1歳を過ぎると、音楽に合わせて踊りだす子も出てくる。

今日は児童館の『ピアノに合わせてあそぼう』の日でしたが、今までもそういう様子は見ていますし、今日もフニクリフニクラの替え歌『オニのパンツ』の伴奏をしていると私のそばで縦に体を動かしてリズムをとっている子がいました(かわいい!)。以前からリズミカルな曲は、みんなのってるなという感じはしていましたし、私自身も楽しんでリズムを意識した伴奏をしています。

この本にはさらにリズムを感じた時の頭の中の様子について書かれています。つまり、単純でわかりやすいリズムの音楽を聞くと、体がじっとしていたとしても、脳の中の運動の調節を行っている部分の活動が活発になり、運動の準備をしているような状態になるということです。子どもに限らず、リズミカルな曲を聞くと自然に体が動くような感じになるのはそういう理由であったのか、と納得です。リハビリなどにも取り入れられているようですね。

来月は保育所の子育て講演会で1時間イベントをやらせていただきますので、その中でリズム遊びもやります(こちらは生ピアノだからいつもよりさらに盛り上がるはず!(笑))。赤ちゃんと音楽の関係についても話します。
大人も子供も一緒に楽しい音楽の体験を共有できればと思いますし、特に子供にはそういう経験をたくさんしてもらってこれから生きていく中で心の糧となればいいなと切に願います。

 

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