「クラリネットをこわしちゃった」は楽しい曲ですが、以前から歌詞が気になっていて、改めて歌詞からちょっと想像して考えてみたいと思います(「」内は歌詞からの引用)。
まず、1番ですが、
「とっても大事にしてたのに」
もかかわらず、
「こわれて出ない音がある」
のは、子どもにとってはショックではないでしょうか?
そして、2番、
「とっても大事にしてたのに」
もかかわらず、「ドとレとミの音が出ない」
こわしたというよりも、知らない間に音が出なくなったんじゃないでしょうか?
3番にいたっては、
「パパも大事にしてたのに」(ここでパパからもらったクラリネットだろうと思われる)「ドとレとミとファとソとラとシの音が出ない」!
つまり全部出ない!
そこで子どもは
「見つけられたら怒られる」
という気持ちに。
パパの代から使ってるから、古くて壊れたかもしれないのに。
この子は自分のせいだと思っている?
タイトルは「クラリネットをこわしちゃった」よりも、内容から考えると「クラリネットこわれちゃった」って感じですね。
さらに先日、この歌を児童館でやった時、2番の「どうしよう」の後に、「こら」という合いの手まで歌詞に入っていることを知り、さらにそれを担当職員さんが言われているのを聞いて、思わず笑ってしまいました(2番ですでにめちゃ怒られてる?)。
まあ、そんな深く考える必要はないかもしれませんが、子どもにこの歌について質問されたとしたら、この子は悪くはないよといいたくなりますね。