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初めてのホームコンサート

一週間ほど前に思いついて、今日初めてホームコンサートをしました。まさに自分のホーム(アウェイじゃなく)で自分のピアノで弾くというのは自分にとって一番リラックスできるし、また、用意された場所でやるのではなく、企画から全部自分でやるというのも興味がありました。

狭い部屋だけど、背もたれ椅子(わりと幅広な)とスツールを並べてなんとか8人くらいいけるかと定員を8人の予約制にしたんですが、連絡がなかったりキャンセルがあったりで結果的に5人になりました。今日実際座っていただいて、6人くらいまでかなと思いました(笑)。椅子を並べただけの状態と、人が入ったのでは違うことがわかりました。結局スツールは使わずにすんだけど、やはり背もたれあった方がいいですね。

日を決めたとき、23日は祝日と思っていて、何人か誘った後違うと教えられ、ああそれで平日仕事している人たちは行けないとわかりました。もう少し早く言ってくれたら都合つけられたのにという人も。あまりに急な企画でした。

プログラムはクラシック、オリジナル、ポピュラー、クリスマスの曲と色々にしました。クラシック以外は自分の曲か自分の編曲で、プログラムには自分の名前ばかり書かれていて我ながらくどいなと思いました(笑)。演奏の合間は曲の紹介や、音楽にまつわる様々な話などして、お客さんたちからも色々質問を受けたり、エピソードをうかがったり、おしゃべりしつつ和やかにすすめていきました。もともと知っている人ばかりだし、ピアノとの距離も超近くてどう感じていただけたか直接話も聞けて、とても楽しいコンサートになりました。あまり長くなると退屈かなと40~50分くらいに考えていたんですが、終わると1時間はとっくに過ぎていました。

オリジナルばかりじゃ皆さん知らないからつまらないだろうと、色々なジャンルを入れてますと言うと全然オリジナルでかまわない、とてもいい、涙出そうになったと言ってくれる人たちがいて、喜ぶ(笑)。もっとたくさんの人に聴いてもらわないともったいないと言っていただいて喜ぶ(笑)。なんと優しい人たちだろう(笑)。

コンサートは無料でしたが、お花やお菓子をいただきました。無料だとかえって気を遣う人もいるからこのあたりは難しいですね。また誰を誘うかというのも悩みどころ。声かけられそうな人はたくさんいるけど定員は少ないし。

またやって欲しいと言ってくださり、もちろん、また考えます。幅の狭い背もたれ椅子を購入したら8人くらいいけるんじゃないかとまた思っています(笑)。

 

meiso

私の曲に「meiso」というのがあります。

前にも書きましたが、大体自分の曲のタイトルにはそんなに深い意味はないんです。ほとんどの場合、曲ができてから名前をつけるので、音楽が持つイメージからそれらしいタイトルを決めます。音楽はどこまでも抽象的なものだから、具体的な名前をつけるのには限界がある。でも、1番、2番のようにつけたら、自分がどの曲か覚えられない(笑)。それで、命名して何度か弾いているうちに、その曲とタイトルがしっくりと合うように感じられてきて、そのうち一体となる。不思議。

各音楽配信サイトから配信していて色々な国の人に聴いていただくので、日本語のタイトルと英語のタイトル、もしくは英語だけにしています。でも「meiso」はちょっと違ったパターン。これは日本語をローマ字で書いたもの。このタイトルが思い浮かんだ時「迷走」と「瞑想」どっちも一緒に出てきました。それで、これは聴いた人に決めてもらおうと思ったりしました(日本語がわかる人に限られますが)。

私にとっては「迷走」の方が近いかな(笑)。曲が迷走している?人生が迷走している?

人生は迷走していますね。大体なんでも迷う。メニューでも、買い物でも。そして、目指す方向も。仕方ない部分もある。誰でもそうだと思うけど、色々と条件もありますしね。

ふと、何のために音楽をやっているのかと思うこともあります。音楽が好きなことに関しては全く迷いはないのですが、では、音楽のことしか頭にないかと言えばそんなことはない。むしろ、いかに生きるか、その中で音楽は自分にとってどのようなものなのか、そんなことを考えたりもします。

ちょっと話が大きくなってきました(笑)。迷走を一旦中断するためにも、時には頭を空にして瞑想モードになるのがいいのかもしれません。そのためにも自然に向き合ったり、そういう時間は大事なんだと思います。