BGM演奏」カテゴリーアーカイブ

まだまだ冒険は続きます

一乗寺のいるか喫茶バーでBGM演奏をさせていただいて、もうすぐ3年になります。

いるかのマスターは実は別の顔があり(笑)、ものすごいモノづくりの腕をお持ちです。YouTubeにもチャンネルを持たれていて、ファンもたくさんいらっしゃいます。いるか喫茶バーの内装もご自身でされていて、ええっ、カウンターもですか?これも?あれも?といつも驚かされています。

チャンネル名は「DIYをめぐる冒険」。今回「自作の断熱レンガと室内暖房用ロケットストーブの作り方」という動画のBGMに私のオリジナル曲「Rainy day」を使っていただいています(マスターのセレクトです)。冒頭と最後に入れていただいていますが、アレンジの違うものです。アップする前に動画を見せていただき、相変わらずすごいマスターのものづくりに感嘆しつつ、BGMの部分は妙にドキドキして気が散る(笑)。締めくくりに話されたことがとてもよかったので、文字起こししましたが(笑)、YouTubeの説明文に文章が全部のっていました。

「まだまだゴールが見えないですけれども、むしろそこに行くまでの過程を楽しんでいます。あーでもない、こーでもないと色々やって改良して試行錯誤する中でいろんな発見があるんで、ほんとにロケットストーブの製作はわくわく感の連続です。ロケットストーブをめぐる冒険はまだまだ続くと思います。楽しんでいきたいと思います」

この「ロケットストーブ」の部分を「音楽」に置き換えれば、それは私の思いとも近いなと思いました。

ロケットストーブに興味がない人でも、創意工夫でモノが作られていく過程を丁寧に説明してある動画ですので、楽しめるのではないかと思います。その他にも面白そうな動画をたくさん作っていらっしゃいます。

良かったらご覧になってみてください。

7月28日のBGM演奏

28日は月一回の、いるか喫茶バーでのBGM演奏でした。

台風が接近してきているということで、今日はお客さん来られるだろうかと思っていましたが、お店に着くとすでに何人かいらっしゃいました。午後7時、演奏が始まってからも何人かいらっしゃって、あまり広くない店内は満席に近いように見えました。皆さん台風はまだ遠いからあまり気にされてないのかなと思ったり。

いつものように2回の休憩を入れて、19時から21時の間オリジナル曲を弾きました。大体いつも40曲くらい準備してそのうち30曲近くは弾くかな。毎回2~3曲は新しい曲を持っていきます。作っている割に、お店で何度か弾いた後(1回きりもある)、ボツにして弾かなくなった曲もたくさんあり、レパートリーはちょっとずつしか増えない感じです。たとえ自分が作った曲でも、自分が気に入らなかったり、そういう気分じゃないと弾く気がしない(笑)。

前回マスターに、やはりお客さん、知らない曲って楽しくないんじゃないでしょうか、という話をしたら、気にしなくていいって言ったでしょ、というようなことを色々言って励ましてくださったので、今回はまた気持を新たにして弾いたつもりです。そして、台風が近づいているというのに、お客さんたちは演奏が終わる9時までいらっしゃって(私が帰る時にも皆さんまだいらっしゃいました)、BGMですが、私のオリジナルを何曲も耳にしてくださったことを、改めてしみじみありがたいなと思いました。ネットで配信していても、やはり近くで生演奏を聴いていただけることは私にとって貴重です。

帰り道、小雨は降ってましたが台風はまだ近くないようで、風もなく、普通に傘さして帰れました。

始まる前は、まだ晴れ間さえ見えていた。

今日のBGM演奏

今日の19:00~21:00まで、いるか喫茶バーでBGM演奏してきました。

オリジナル曲を、直接聴いていただける機会は少ないので、お客さんに少しでも良いと感じていただけるようにと、BGMではありますが、いつも気持をこめて弾いています。

お客さんと直接話すことはほとんどありませんが、今日も演奏後拍手をしてくださった二人組のお客さんがいらっしゃって、やはりうれしいです。

前もブログに書きましたが、いるか喫茶バーで普段かけてらっしゃる音楽と、私の音楽は雰囲気が違うし、それぞれのお客さんの好みもわからないし、そのことがずっと気になっていました。

でも、最近はもうあまり気にしないでおこうかと思っています。私が作る以上、私の音楽でしかないし、あとはなるべく何か感じていただけるような演奏を心がける。語りかけるように。

そして、少しでも気にしてくださる人が増えるといいなと思っています。

モクレン
帰りに、高野の交差点で見たモクレン。ちょっと幻想的でした。

音楽の聴き方いろいろ

昨日は、いるか喫茶バーでBGM演奏しました。BGM演奏は、お客さんが食べたり飲んだり、しゃべったりしている後ろで弾いているわけですが、私はこういうスタイルがわりと好きです。こちらもリラックスできるから。

シーンと黙って聞いていただくのもいいのですが、もともと音楽というのは皆で楽しむものだというのがどこかにあるのかな? BGM演奏でなくても、音楽聞いてて楽しくなってきたら体を動かしたり、鼻歌歌ったり♪、じーんときたらため息をついたりしていただくのもありかな、私の場合。(以前ファゴットの方とデュオで「ロンドンデリーの歌」を演奏した時、聴きながらご年配の方が鼻歌を歌ってらっしゃったことを後で聞いてうれしく思いました。歌いたくなる気持ちになってもらえたということだと思うし)。
緊張感のある中での音楽というのは、本当のところ好きかどうかわからない気がしないでもないです(←まわりくどい)。

先週の小倉山サロンの音楽会でも、コンサート形式で弾いたのとは別に、「弾きたい人はどうぞ」と言ってくださったので、皆さんが食事しながら歓談していらっしゃる間、オリジナルを2~3曲弾かせていただきました。がやがやとにぎやかな中、一人楽しんでいました(でも、関心持ってコメントくださった方もいました)。

何年か前、京都芸術センターでペトロフのピアノを弾く会というのがあって、弾かせていただいたことがあります。その時の参加者10何名かのうち、一人がジャズを、二人がオリジナルを弾かれました。あとはクラシックです。
ジャズを弾かれた方が、普段はお店でお酒を飲んでいるお客さんの前で弾いていて、こんなにシーンとしてお酒も飲まず(笑)聞かれると弾きにくい、というようなことをおっしゃっていました。確かにジャズライブの場合はなおさら、シーンと聴くのも妙な気がします。ジャズ喫茶などでは、皆真剣にレコード聴いていて、しゃべれない雰囲気のところもありますが(^_^;)。

でも、クラシックも昔はお客さんは黙って聞いてなかったようですね。モーツァルトが、自分の意図したところが受けているかどうか、聴衆の反応で確認していたことが、確か『モーツァルトの手紙』(吉田秀和著/講談社学術文庫)のどこかに書かれていました。今のように、全楽章が終わって初めて拍手するというスタイルでもなかったようですね。
まあ、BGM演奏なのかコンサートなのかで、おのずと聴き方は決まってくると思いますが、どんな状況でも私自身はなるべく聞いてくださっている方々に緊張感を与えない弾き方をしたいなと、一応💦心がけているつもりです。

音楽は抽象的ですよね

今晩(24日のこと。今は25日1時すぎ、眠い!)は、いるか喫茶バーでBGM演奏をしてきました。今回は編曲ものなしで、20曲弱ほどオリジナル。
そのうち、わりと新しい3曲はまだタイトルが決まってなくて(とりあえず番号をつけてます)、いつものことですが、困ってます。以前も書きましたが、タイトルを決めてから曲を書くことはあまりないので、あとから決めるのですが、この抽象的なものにタイトルをつけるのがとても難しいといつも感じます。音楽を言葉に置き換えるのは無理があると基本的には思っています。それでも、タイトルがないと自分でもどれがどれだかわかりにくい。なんとか、名前をつけてしまえばだんだんふさわしく思えてくる。そういう理由で今のところどれもタイトルをつけています。
来週は久々に録音をするので、それまでにはなんとか決めたいのですが💦

今、『西洋音楽史』(岡田暁生著/中公新書)という本を図書館で借りて読んでいます。ダルクローズリトミックの先生に教えていただいた本です。このタイトルでは自ら手に取ることはないと思いますが(平凡なので)、面白そうだなと思って借りてみました。まだ途中ですが、やはり独特の視点が面白いです。色々勉強になるので資料としてまた買ってもいいかなと思っています。
ロマン派のところで、次のような箇所があります。

「十九世紀に入って、とりわけドイツ・ロマン派の詩人たちの間で、純粋器楽曲崇拝とでもいうべきものが生じはじめる。彼らは芸術の中にあらゆる現実=具象を越えたものを求めてやまなかった。(中略)
諸芸術の中でただ音楽だけが、それも器楽曲だけが、具象界を超越することができる。その漠たる抽象性のゆえに無限に想像力の翼をはばたかせることができるのだ。」

まあ、とにかく言葉を使わない音楽は抽象的であることに関する記述を見つけて、そうそうと思っているのです。

(*画像をクリックするとアマゾンにとびます)

今日の演奏

今日は「いるかショー」でした(うちの娘がそう言った(笑))、じゃなくて、「いるか喫茶バー」で1時間半BGM演奏してきました。
先月の演奏の後、よりBGMを意識して作った曲を6曲加えました。抑え目でもやはり自分としてはどこか抒情的というか、エモーショナルな感じを含みたいという気持ちがあって、そんな感じになっていると思っています。私が弾いてる1時間半の間、ずっといらっしゃったお客さんもおられたし、1人の方や友だち同士などがそこで過ごされる時間が少しでもいい雰囲気になればと思いつつ弾いています。
来月は24日(土)に演奏します。


演奏後、紅茶を飲んでくつろいでいる。

BGM向けの曲

今日は一乗寺の「いるか喫茶バー」でBGM演奏してきました。今日もオリジナルを20曲以上用意していきました。
お店の人からは途中で休憩をと以前に言っていただいていますが、その間普通のBGMに切り替えるのもどうだろうと思って、結局1時間半通して弾いています。時間があるから、今日はやめとこうかなと思ってた懐かしの曲のアレンジしたものも弾きましたが、ちょっと練習不足でした。次は多分全部オリジナルで曲も増やします。
もともとBGMを前提に作曲してるわけではないのですが、穏やかな曲が多いのでちょうどいいかなと思っています。でも、もっとBGMに向いた曲を作ってもいいかな、どうしようなかと考えます。
たまに行く服屋さんでかかってるBGMがよそと少し雰囲気が違うから、たずねてみると、やはりそのお店に合わせて作曲してもらってるということでした。それは抑揚が少なく、くり返しが多い感じでした。でも何となく印象的で、こういった曲がBGM向けなのかなと思ったりしました。ちょっとトライしてみます。
来月の演奏は27日です。

BGM演奏

今日は一乗寺の「いるか喫茶バー」で1時間半、BGM演奏してきました。お店の名前は村上春樹の作品に出てくる「いるかホテル」にちなんでいるそうです。マスターのこだわりが感じられるお店です。
ゆっくりと静かな時間を過ごすような雰囲気なので、音楽もそれに合わせられるようにと演奏したつもりではあります。BGM演奏がいいなと思うのは、聴く側、演奏する側があまり構えずにリラックスして音楽を共有できることかな。でも静かなお店だから、ちゃんと弾かないと雰囲気こわしそうとも思いました。
静かめのオリジナル曲18曲と、編曲を7曲用意して行って、ぱらぱら譜面をめくりながらランダムに弾きましたが、2曲弾きそびれました。途中で休憩してくださいねと言ってくださいましたが、結局ずっと弾いてました。
ちょっと物語の、ある場面のような感じもするお店で、そのお話に何か添えるような演奏ができたらなと思います。来月は23日です。