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ヴィオラとピアノの曲です

8月の始めに、初めてヴィオラとのデュオをスタジオでやってみましたが(ヴィオラで弾いてもらう)、この間の日曜、急きょ、うちで録音することになりました。前回はヴィオラで弾いてもらいましたが、今回はヴァイオリンでも試してみることに。Rさんはヴァイオリンとヴィオラと譜面台をかついで、うちまで来てくれました。

ヴァイオリンとヴィオラで合わせてみて、結局ヴィオラの方がいいかなということになりました。それで、とりあえず録音して気づくこともあるからと早速録音しました。前回ブログに書いた、iPhone とZOOMのiQ6を使って。

録音して聴いてみて、ピアノとヴィオラの音のバランスとかそういうこともチェックしましたが、他に気になることが出てきて伴奏を色々と変えたくなってしまいました。前回スタジオでは録音しなかったので、やはり録音してみないとわからないことがある。それで、急いで色々と楽譜に書き込みましたが、ごちゃごちゃしてしまってややこしいので、パソコンで変更箇所を入力しなおして新しい楽譜を用意しました。

練習、録音、編曲、入力など、合わせて4時間近く。なんとか、これでいいか、これ以上は今日は集中力が無理かなということで録音は終了しました。その後、懐かし洋楽ポップスなど他の曲でセッションをして遊びました。今度はヴァイオリンで。Rさんの彼とうちの夫も合流。なんか妙に盛り上がりました。(笑)

即席で編曲したので本当はもう少し吟味したかったですが、Rさんはしばらく遠くへ行ってしまうので後日録り直しということもできないし、今回の録音をYouTubeにアップしようとまず音源をパソコンに取り込みました。フリーのAudacityというソフトで編集をしようと聴いてみると、iPhoneではちょうどよいバランスに聞こえていたのが、ヴィオラの音が少し細くなったような感じで、ピアノに負け気味。それを調整できないかと、検索しつつ色々と触ってみましたが、バランスを変えれそうな調整をすると全体的に響きすぎな感じになったり、あまりいい感じではない。それで、もうあまり触らずちょっとヴィオラは弱めだけど、自然な感じにしておこうかと思った後、それはそうとスタジオで録音してもらった音源とはやはりかなり違うしとか、あれこれ悩む。そのうち、ちょっとこういったことを教えてくれるところがないか探すことを思いつき、検索してみると、わりと近い所に自宅録音講座をやっている所がありました。しかも出張してくれる。それで、こちらの録音環境を伝えたうえで、これで教えていただけるか聞くと、なんと教えてくれるということで、早速お願いしました。

そして昨日、エンジニアに来ていただきました。実際の曲を触りながら教えていただくことができて、とても勉強になりました。一番気がかりだった、ヴィオラとピアノのバランスも調整できて、ほっとしました。iQ6は小さいですがマイク2個ついててステレオ録音できているので、左右のバランスを調整しました。3時間ほどの中で録音や編集に関する最低限のことを教えていただいて、あとは自分で色々とやってみましたが、やはりスタジオの仕上がりとは程遠いです。録音環境も全然違うし、そんな簡単にできることなわけないし。今後どうしていくかはまた次の課題です。

編集中に録音時の謎のぶちぶちという音にも気づきましたが、まあ細かいことは置いておいて、とりあえずYouTubeにアップしました。曲のイメージに合う画像がなかなかなくて苦労しました。いつものことですが。結局冬の鴨川の写真です。Rさんはサビの部分が好きと言ってくれてて、そう思いながら弾いてくれているのはうれしいことです。

ピアノの音色に触発されて

土曜日、夫と出かけてて、ぷらっと三条河原町近くのMEDIA SHOPへ寄りました。このお店は私たちが昔々まだ学生だった頃からあり、気になるお店の一つでした。昔からアート系だったと思いますが、今もアートや建築の本が多いです。

これは今年1月の写真

お店に入って、本棚を眺めていると、心地よいピアノの音が聞こえてきました。音楽が気になって、本棚の前に立ちながらしばらく聴き入っていました。お店の人に、誰の曲ですか?と尋ねると、ちょっと調べて「ハラマリヒコさん」と教えてくれました。ハラマリヒコ……しばらくして、ああ、原摩利彦さん、と思い出しました。そう言われればそういう雰囲気です。アーティスティックなサウンド。映像作品やアートとのコラボもたくさんされていたと思います。彼の作品はネットで何度か聴いていますが、今回、何の先入観もなしに、すーっと入ってきて、お店の空間にとてもよく合ってて、感動したんです。

原摩利彦さんの曲を聴いた後、なんか刺激受けたなあという気持になり、その後、家へ帰って短い曲を作りました。そしてそれをiPhoneのボイスメモに録音して聴いてみました。普段は、モチーフが思い浮かんだ時に適当に録るくらいですが、今回録音した音源を聴いて、ふと、iPhoneでも案外いけるんじゃないかと思い始め、それから、色々と調べてみました。すると、iPhoneにセットして使えるわりと評判のいいマイクがあり、興味がわいてきました。

スタジオの録音は録音用の部屋があり、エンジニアもついてくれて、いい面もあるのですが、6時間ほど予約をして(エンジニアの作業時間も含め)、その日に8曲ほど一気に録るということをしていて、これが案外ハードなのです。録音したものを聴き、気になる所があればまた録りなおすということを繰り返していると、どんどん時間が過ぎていき、集中力もだんだん落ちてくる。仕上げに関しても、ややお任せ気味の所もあり(スタジオで大き目の音量で聴いてもそれでいいのかちょっと判断しづらい)、これでいいのだろうかという思いも少しありました。

スタジオに行き出す前は自宅で録音していて、その頃はマイクを使っていました。でも、どうも弾いている時に実際聞こえている音と、録音したものの差が大きくて、思ったような録音ができず、それで自宅録音はやめていました。生ピアノの録音は難しいということは聞いていました。

日曜、さっそくZOOMのiQ6という小さなマイクを買いました。そして、ボイスメモで録音した曲を、また弾いて録りなおしました(専用のアプリを使って、またiTunesに取り込んで、それから編集ソフトに取り込んでと、YouTubeの動画にするまでに1日かかってしまいました)。次のスタジオ録音まで曲のアップはできないと思っていましたが、とりあえずそれをYouTubeにアップしました。スタジオで録音したものとは、やはり仕上がりが違いますが(リバーブもかけずほとんど触ってない)、やってみて気づくことがたくさんあって、演奏から録音まで自分でやるべきだなと思いました。自分の慣れたピアノで弾けるというのも大きいし。

今回、たまたまMEDIA SHOPに立ち寄り、たまたま原摩利彦さんの音楽を聴いたことがきっかけで、結果的に自分で録音することになりましたが、もしMEDIA SHOPに行ってなかったら、今こんな風になってなかったのかな、などと思いちょっと不思議な気持ちでもあります。

impromptu1 即興的な音楽1