コンサート」カテゴリーアーカイブ

チャリティーコンサートを終えて

今日はeasy room(うちの事務所兼自宅)でチャリティーコンサートをやりました。
申し込んでくださったのは3人で、そのうち一人は急用でキャンセルされたので参加人数は二人でした。

最初に申し込んでくださった方は、私がこくちーずプロで告知をした後、少し迷っている点もあり半日以内くらいに一旦取り下げたのですが、その短時間にイベントを見てくださっていて、メールで直接、またイベントをやるなら参加したいと連絡してきてくださいました。
それで、せっかく参加したいと言って下さる方がいらっしゃるので、またこくちーずプロにイベントを再掲載しました。

もう一人は音楽療法の勉強を通じて知り合った友人です。

もちろん、もっと来ていただきたかったですが(あと6人くらいは入れる)、二人とも遠方から(一人は奈良から2時間もかけて!!、一人は大阪)来てくれたので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
なごやかな雰囲気で1時間ほど、演奏(12曲)と曲や作曲家にまつわる話などをしました。
終わってからまたお茶しながら、音楽の話など色々しました。

お預かりした参加費と私の分を合わせて、早速、能登の被災地で支援活動をされている方に寄付をしました。

ささやかですが、とりあえず、目的達成できてよかったです。

時期は未定ですが、第2回をやれればと思います。2~3か月先になりそうです。

チャリティーコンサートやります

easy room にてチャリティーコンサートをやります。目的は能登半島地震の被災者への支援です。
被災地では、地震から半年以上たってもまだ十分な支援が行き届かず、被災者の方々自ら炊き出しなど助け合いをされてなんとかやっておられる所があります。私はある方々を直接フォローしてその様子を伺っていますが、体を壊されないか、心配しております。

行政からの支援も不十分で、本当に歯がゆい思いですが、なんとか少しでもできることがないかと思ってコンサートを企画しました。

支援先については来てくださった皆さんにもご説明の上決定したいと思っています。

easy roomはうちの事務所兼自宅で、ピアノの部屋も狭く定員は8名(詰めれば10名?)ほどで、満席でもそれほど来ていただくことはできませんが、少額であっても確実に届けたいので直接支援にこだわります。入場料お一人1,000円で全額寄付します。
今回の地震でもかなりの義援金や寄付金が被災地の行政に届けられているはずですが、なかなか行き渡ってはいない様子です。ですから、支援の手薄な所へ直接届けたいという思いです。

日時は2024年9月7日(土) 14時から約1時間(13時45分開場)予約制です。
曲は、穏やかな曲調のものをメインに考えています。

イベントの告知は会場直接も含め、いくつかしようと思っています。ひとつがこくちーずプロです(with music チャリティーミニコンサート)。直接メールでも受け付けます。

同じように少しでも支援をと思っている方々と交流できる場になればとも思っております。

始めは月1~2回くらいと考えていましたが、来て下さる方々のことを考えると隔月くらいが現実的なところかなと思っています。協力者がいてくだされば継続できるし、様子をみながら考えていきたいです。

「赤ちゃんとピアノコンサート」を終えて

今日は左京区の養生保育所で「赤ちゃんとピアノコンサート」というイベントをやらせていただきました。保育所の子向けではなく、地域の子育て親子向けのイベントです。こちらでやらせていただくのは今回で3回目です。
13組の親子が参加してくださって、部屋は結構いっぱいでした。2か月の赤ちゃんから2歳半のお子さんまで色々な月齢の子たちが集まりました。

プログラムはお話と歌(手遊び・ふれあい遊び)とコンサートです。

お話は「子育てに音楽を」というタイトルでやらせていただきました。以前のイベントの時の内容と同じ部分がありますが、赤ちゃんと音楽をテーマにしたお話で大事だと思うことは一緒なので、そうなります。毎回、参考文献も載せた資料もお渡ししています。

マザリーズ、赤ちゃんが好む歌の傾向、歌いかけによる影響、歌と言葉との関連などに加え、愛着形成についても少しお話しました。

歌は次の曲目をやりました(手遊びは担当の保育士さんが手伝ってくださいました)。

・かえるのうた(輪唱)
(以下手遊びとふれあい遊び)
・かたつむり
・あたまかたひざぽん
・むすんでひらいて
・おおきなたいこ
・てをたたきましょう
・いっぽんばしこちょこちょ
・ポップコーン

演奏の曲目は次のとおり
・歌の翼にのせて(メンデルスゾーン)
・ハイドン・ピアノソナタHob.XVⅠ:35 第2楽章
・オーバー・ザ・レインボー(編曲:今村陽子)
・モーツァルト・ピアノソナタK.330 第2楽章
・きらきら星(編曲:今村陽子)

参加してもらえる手遊び・ふれあい遊びと、聴いていただく演奏の時間配分はいつも悩ましいのですが、両方にご要望があるようなので大体同じ割合にしました。手遊び・ふれあい遊びはやはり結構盛り上がりました。演奏でもリズム取っている子もいたり、知っている曲は歌ってくださったりで、少し参加していただけました。

イベント終了後、1歳半の子がピアノの所に来て鍵盤を鳴らしていました。そして、うれしそうに横にいた私の顔を見上げます。何度かそれを繰り返した後、椅子に座りたそうにしていたのでご両親が座らせると、また鍵盤を鳴らし始めました。それで、おうちでも触っているんですか?と聞くと、ピアノはないし触っていないということです。この子は私が今日弾いているのを見て、同じようにしたかったのではないかと思いました。本当にうれしそうにしていて、かわいかった。

最後にアンケートで感想などを書いていただきますが、これを見るのが楽しみであり、また参考になります(イベント後に何人かのお母さんと話して直接感想も聞いていますが)。

ピアノが聴けて良かったという感想も多かったですが、お子さんがピアノの音を聴いて嬉しそうにしていた、楽しそうにしていたという感想もいくつかあって何よりうれしいです。2か月の赤ちゃんのお母さんが「歌の翼にのせて」がお気に入りだったと言われ少し驚きました。こんなに小さいのに何か感じてくれた? お母さんたちから見て、感じられたお子さんたちの様子は興味深いです。

担当の保育士さんも、お母さんたちと音楽遊びをしているお子さんたちがとてもうれしそうだったと喜んでくださいました(やはりふれあい遊びが一番うれしそうな感じがしました)。

みなさまの感想や、私が感じたことなどをまた次の機会に生かしていきたいです。

友人のコンサート

京都音楽院で知り合った友人が学生によるコンサートに出るというので行ってきました。何の楽器をやるのか少し聞いてはいましたが、行ってみると皆さんピアノ、歌、打楽器、ウクレレ、マリンバ(?)など曲ごとに入れ替わって合奏しているから驚きました(ソロもあり)。

音楽療法のコースというのもあってか選曲は優しい感じのものが多く、しみじみしました。やはり歌はぐっときますね。声の癒し力はすごいと思います。

彼女は元々、福祉関係の仕事のベテランですが、また福祉関係の仕事に戻って音楽療法的なこともやるそうです。学んだことをどんな風に生かしていくのか、とても興味があるのでまた教えてもらおうと思っています。

ピアノとチェンバロのサロンコンサート

先日、三橋桜子さんとパブロ・エスカンデさんご夫妻のサロンコンサートへ行ってきました。今回のコンサートはCD「Dolci」の発売記念コンサートで、昨年から少人数ずつ10回にわけて開催されました。昨年案内をいただいていたのですが、連絡ミスで行きそびれ、今回追加コンサートをされるというので、行かせていただきました。

「Dolci」(イタリア語でデザートという意味だそうです)はピアノ連弾のためのアンコール曲集で、23曲収録されています。聴いたことある有名な曲も多いのですが、連弾であること(パブロさんの編曲含む)、パブロさんのオリジナル曲も入っていること、あまり知られていない作曲家の曲もあることなど、やはり他では聞けない曲集になっていると思います。

コンサートは40分ほどでしたが、ピアノ連弾でCD収録曲、パブロさんの曲、ピアソラの曲など、チェンバロ連弾でバロック曲(ヴィバルディと、関西では恐らく初演と言われていた多分一般にはほとんど知られてない作曲家→忘れました)と10曲くらいだったでしょうか、とても濃い内容でした。お二人の息の合った演奏も素晴らしく、聴き入りました。

コンサートのあと、マテ茶と手作りクッキーをごちそうになり、その後、興味のある人たちが残ってチェンバロについて色々と教えていただいたりしました。
興味深かった点がいくつかあります。ピアノは昔作られた当初からはどんどん改良されていったわけですが、チェンバロは当時のままということ。弦をはじく部分の部品を自ら削って調整すること。上部鍵盤の位置をずらすとユニゾンで音が出ること(結果、大きな音が出せる。実際弾いてみて確認)、レバーの切り替えで弦を押さえて響きを変えられる(ピアノのペダルのような)、などなど。
そして一番驚いたのが、ピアノのように平均律だけではなく、音律を変えることができるということ。チェンバロは狂いやすくたびたび(コンサートの合間でも)調律をするということは、音律を変えることも容易ということなんでしょうか? 調性によってより美しく響く音律に合わせることができるのは、弦楽器や歌だと思っていましたが、鍵盤楽器でもそれが可能なわけですね(この辺りは少し専門的な話になりますね。過去に少し関連するような記事も書いていますが(「音律について少し」)、あまり詳しいわけでもなくうまく説明できないので、興味のある方は調べてくださいね)。

皆さんが帰られたあと、最後に私たち夫婦が残って桜子さん、パブロさんご家族と色々と話をしました。ゆっくりとお話をさせていただくのは何年かぶりで、楽しかったです。

帰って早速、家事をしつつ聴かせていただきました。短めの曲ばかりですが、盛りだくさんで聴きごたえあります。また何度もじっくり聴いてと楽しもうと思います。

曲目などこちらで詳細がご覧いただけます。https://amzn.to/3vMpQQM

きっずぱぁくのクリスマス会

13日はきっずぱぁく(朱六小学校で)のクリスマス会でした。きっずぱぁくは京都市中京区の子育てサロンで毎月学区ごとに開催されています。朱六のきっずぱぁくクリスマス会は4年ぶりです。
10組以上の親子、児童館の先生、地域の保育園の園長、保育士さん、民生委員さんたちと楽しい時間を過ごしました。

プログラムは以下の通り

歌の曲目

・トントントントンひげじいさん(クリスマスバージョン)
・ジングルベル
・赤鼻のトナカイ
・サンタが街にやってくる
・あわてんぼうのサンタクロース(パネルシアター)

演奏の曲目(バッハ以外は自分の編曲で)は

・星に願いを
・ジュピター
・アメイジンググレイス
・星の世界
・もみの木
・きよしこの夜
・プレリュード(バッハ)
・オーバーザレインボー

これとは別にパネルシアターの前に、保育士の方々がいくつか手遊びをしてくださいました。

演奏の時間は、お子さんを遊ばせながらくつろいで聴いてくださいと言いましたが(これは児童館でもいつも言っています)、そんな感じで、お子さんたちは遊んでいたり、おかあさんたちはおしゃべりしたりお子さんを抱っこしてピアノのそばで弾いているのを見ていたりと、自由なスタイルで聴いていただきました。

最後の曲を弾き終わった時、近くに座っていらっしゃった民生委員さんが、「すごくよかったです、久々に……」としみじみと言ってくださったのはとても嬉しかったです。

これで今年の音楽イベントは終わりです。来年はまた新しい活動を始められればいいなとぼんやり思っています。

「死と生」のコンサート

4月8日は、京都文化博物館別館ホールで行われた、三橋桜子さん、パブロ・エスカンデさんご夫妻主催のコンサートシリーズ、アンサンブル・コントラスタンテへ行ってきました。今回のテーマは「死と生」でした。
「死」というとなかなか重いテーマに感じますが、全体としてその対比としてある「生」が浮き立つような印象がありました。「生と死」ではなく「死と生」という語順にされたのも、「生」に光を当てようという意図があったのではと勝手に想像しています。

プログラムは以下のとおり

・ランベール 愛する人の影

・クープラン 2つのミュゼット (歌なし)

・モンテクレール ダイドーの死

・ヘンデル 調子の良い鍛冶屋(三橋桜子編曲) (歌なし)

・フローベルガー ブランシュロシュ氏の死に寄せる追悼曲 (歌なし)

・バッハ オルガンのためのトリオソナタ 第5番より ラルゴ (歌なし)

・パーセル 妖精の女王より「聞いて!風がこだましながら」 (歌なし)

・シューベルト リュートに寄せて

        ポロネーズニ短調 (歌なし)

        死と少女

・サンサーンス 死の舞踏 (歌なし)

・エスカンデ 5つの死の歌(イバルボウロウの詩による)
        高熱
        死
        死のヴォカリーズ
        船
        道

・フォーレ 組曲「ドリー」より子守唄 (歌なし)

・エスカンデ さくら(茨木のり子の詩による)

(バッハのラルゴは時間の関係で演奏されませんでした)

谷村由美子(ソプラノ)
三橋桜子(チェンバロ・オルガン・ピアノ)
パブロ・エスカンデ(オルガン・オッタビーノ・ピアノ)

お二人のコンサートのプログラムはいつもオリジナリティの高い、創意工夫の感じられるものばかりですが、その理由の一つは楽器の編成に合わせた編曲が多いというのがあるのではと思います。伴奏も連弾であったり、チェンバロとオルガンだったり、曲によって入れ替わって弾かれます。パブロさんが作曲家で演奏もこなされるので、かなり自由にできるのではないでしょうか?
例えば、サンサーンスの「死の舞踏」という曲は、元々オーケストラの曲ですが、ピアノとオルガン用に編曲され演奏されました。他ではなかなか聴けないと思います。かっこいい編曲、演奏でした。
また別の理由として、選曲が面白いというのもあると思います。今回もバロックから現代(パブロさん)まで幅広く、知らない曲が多かったです。
その中でまた聴いてみたいと思える曲が何曲かありました。例えばシューベルトの「リュートに寄せて」など。

そして、特に印象深かったのは「5つの死の歌」と「さくら」です。

「5つの死の歌」はウルグアイの詩人、イバルボウロウの詩でそれにインスパイアされてパブロさんが若いころに作ったということです。この曲を聴いていて、ピアソラを思い出しました。パブロさんはアルゼンチン出身のようなので、どこか似た感性があるのかなと思うことがあります。現代的な響きと哀愁を帯びた旋律に心動かされ、何度も心に波がおこり涙が出そうに。声が楽器のようになるヴォカリーズもいいなと改めて思いました。

そして「さくら」。これは詩人、茨木のり子の詩で、ソプラノの谷村さんがパブロさんに作曲を依頼、今回初めて公の場で演奏されるということでした。

この詩はなかなか強烈でした。

さくら

ことしも生きて
さくらを見ています
ひとは生涯に
何回ぐらいさくらをみるのかしら
ものごころつくのが十歳ぐらいなら
どんなに多くても七十回ぐらい
三十回 四十回のひともざら
なんという少なさだろう
もっともっと多く見るような気がするのは
先祖の視覚も
まぎれこみ重なりあい霞だつせいでしょう
あでやかとも妖しいとも不気味とも
捉えかねる花のいろ
さくらふぶきの下を ふららと歩けば
一瞬
名僧のごとくわかるのです
死こそ常態
生はいとしき蜃気楼と

今回のテーマ、「死と生」について考えさせられる。死生観が表されていると感じる詩。
美しい音楽(ピアノ伴奏、歌声)とあいまって、迫ってきました。

谷村由美子さんの声は、ふくよかで柔らかい、けれど迫力もあり聴きごたえあるものでした。

終わって帰る前、お二人に挨拶しましたが、「すごくよかったです!」などとしか言い表せないことがもどかしかった。人が多くてゆっくりは話せなかったというのもあるのですが。
感じたこと、心に起こったことはそう簡単には言い表せない。せめて、帰って少しでもその時の感じを思い出せるようブログに書こうと思っていました。

書いてみるとやはり、難しい。

赤ちゃんと音の世界&ミニピアノコンサート

3月16日、保育所で乳幼児向けの音楽イベントをさせていただきました。定員7組のところ、12組の参加となり、また保育所の0歳児さんたちも来てくれました。

「赤ちゃんと音の世界&ミニピアノコンサート」というタイトルは、昨年の始め、聚楽保育所の保育士さんが考えてくださって一緒に企画していましたが、まん延防止措置が延長となり中止になりました。その後、その方は別の所へ移られたため聚楽保育所での開催はなくなりました。

そして、昨年末にこのイベントの企画について知っておられた養生保育所の方から連絡をいただき、ぜひこの内容のイベントをやってほしいということで養生保育所で開催することになりました。

内容は赤ちゃんと音や音楽についての話とピアノ演奏です。

お話の方では、赤ちゃんの聴覚や音からどういう情報を得ているか、マザリーズ、赤ちゃん向けの歌はどういったものか、音楽から何を感じるか、聴覚だけでなく視覚も含めたコミュニケーションが大切であること、歌いかけの効果など、ブログにも書いているような内容を短くまとめた資料をお渡しして、説明をしました。

演奏の方は、ハイドン2曲、モーツアルト2曲、グリーグ1曲を弾きました。
ピアノはアップライトでしたが、演奏前に生楽器の音とデジタル音の違いについて話しました。普段、多くの人が耳にしている音はテレビ、パソコン、スマホなどからの音だと思いますが、できれば倍音の豊かな生楽器や自然の音などを聞いて違いを感じられるのもいいのではというようなことです。

最後は、職員さんから予想外のアンコールがあり、1曲弾きました。

イベントについてのアンケートを後で見せていただくと、皆さん、好意的な感想を書いてくださっていましたが、中でもお子さんがずっとご機嫌だったとか、体を揺らしていたといった感想はうれしかったです。

そして、保育所の0歳児さんたちがおとなしく聴いていて驚いたと付き添いの保育士さんたちに聞かされました。普段はそうでもない子たちだそうです。背中を向けて弾いていたのでそういった様子がわからず、その話を聞き喜びました。

目の前で人が演奏していて、楽器がなっているということを初めて見た子も多かったかもしれません。

お話や演奏を通して、何か感じていただけたらいいなといつも思っています。

久々のピティナステップ

今日は久々にピティナのステップに参加してきました。実に7年ぶりです。それ以前も何年か、参加するのは京都修学院(アトリエ松田)だけになっていましたが、この会場も2~3年ほどはコロナのために開催されていなかったようです。
しばらく出ていなかったのは、オリジナル曲の作成と録音をやり始めたからだったと思いますが、松田先生の所へ来させていただているうちに(ロシアン奏法を学びます)、また出てみようかという気持ちになりました。

弾いたのはメンデルスゾーンの無言歌集から、「瞑想」(Op.30-1)「ヴェニスのゴンドラの歌」(Op.30-6)、「岸辺にて」(Op.53-1)の3曲。無言歌集は他にも好きな曲がありますが、出ると決めたのも2か月ほど前だったのでとりあえずの選曲となりました。

わりと無難な選曲をしたつもりですが、この3曲のうち「瞑想」がかなりポリフォニックで特にエンディングに近づくあたりは弾き分けしにくいところがあり、けっこうてこずっていました。「岸辺にて」は同じようなパターンが繰り返されるので、単調にならないような工夫が必要でした。
とりあえず、まあまあ落ち着いて弾けたのでよかったかな。

私の出たのは最終の部だったので、終わった後、以前何度か一緒に出演して知っている人やその他聴きに来られていた人たちなどと歓談しました。
アトリエ松田はとてもアットホームでなごやかな雰囲気があります。松田先生のおおらかなお人柄とも相まってか、打ち解けた雰囲気になりやすいのだと思います。
レッスンで弾かせていただいている場所ですが、やはりコンサートになるといつもと違った雰囲気になります。暗くなって照明が灯ると、昼間とはまた違った魅力が感じられる空間です。この雰囲気が好きと思える人たちとはどこか、共感できる感性があるのかもしれません。

来年はどうなるか。とりあえず、やろうとしてることが山ほどあるのでまた考え考えやっていくのでしょう。

(夫に写真を頼んだのですが、後ろの方から撮ったため人がたくさん写ってしまって、その部分を切りとったらこんな感じになりました。何をしている写真かわからない(笑))

ノラ・ジョーンズのライブ

17日、大阪城ホールで行われたノラ・ジョーンズのライブに行ってきたので、メモ程度に書いておこうと思います。

ノラ・ジョーンズは以前から夫がたまに聴いており、私もそれを耳にしたりたまに自分でも聴いてみたりという感じでした。夏前、ノラ・ジョーンズの来日が分かった時、夫が行かない?というので行くことにしました。

大阪城ホールへ行くのは何十年かぶり。あいまいな記憶ではホイットニー・ヒューストンのコンサートへ行ったのが最後ではないかな。

さて、コンサートではノラ・ジョーンズの存在感、オーラを強く感じました。彼女の音楽、雰囲気のある独特の歌声、歌い方が作り出す独自の世界を間近で見ることができました。

声を出さないようにという会場側の要望で、観客は演奏や舞台からの呼びかけに対し拍手で答えるような形でしたが、最後の方で「ノラ!」と声をかける人が出てくると、ノラ・ジョーンズは待ってましたとばかりに応えていました。その後、ちらほらと声が出て、ファンが熱い思いをこらえきれないのが伝わってくるようでした。

ノラ・ジョーンズの代表作、「ドント・ノー・ホワイ」(Don’t Know Why)」がアンコールで歌われた時が、やはり最も盛り上がったように思います、多分。
私もこれまでこの曲をよく耳にしていて、まだかな?という気持ちで待っていました。
何度も聞いたことがある曲を初めて生で聴くのですから、それは期待しますよ(笑)。
アレンジも素敵でしたし満たされた気持ちでライブの終わりを迎えました。同じような気持ちの人、多かったのではないでしょうか??