昨日はリトミック研究センターの夏季特別講習会(大阪会場)に行ってきました。
朝10時から夕方4時まで、かなり密度の高い内容でした。
0歳から5歳までのそれぞれの指導法が含まれていましたが、月例研修会が主に個人レッスン向けなのと違って、集団指導を想定した内容でした。
休憩を除いた約5時間ほどのうち半分~3分の2は体を動かしていたのではと思います。そのためかわりと早く時間が過ぎたように感じました。とにかく集中力が必要で、けっこう疲れました。
講師は3人。どの先生もうまくみんなのエネルギーを引き出して盛り立ててリトミックの意義や楽しさを体験させてくださいました。指導テクニックの高さを感じました。
講師の一人、板野和彦先生のお父様の板野平(やすし)さんは、日本にリトミックを広めた人のうちの一人ということです。小林宗作と関りがあったということですが、小林宗作と言えば保育士試験の勉強の時に何度も名前が出てきて覚えました。リトミックを最初に日本に広めた人、黒柳徹子のいたトモエ学園(詳細は『窓ぎわのトットちゃん』に)の先生でもあった人です。
リトミック研究センターの初代会長、岩崎光弘さんという方は板野平さんに国立音楽大学で師事されていて、同じく日本でリトミックを広めることに尽力されたようです。
リトミック研究センターにそんな背景があったとは、初めて知りました。
講習会で隣に座った人はピアノの先生で、もう何年かリトミック研究センターで学ばれているということでしたが、リトミックは奥が深いと言われていて、まさに私もそれを感じ始めているところです。
以前も書いているように、何年か前に大人のためのリトミックの研修会に参加していたこともありますが、ジャック=ダルクローズの思想と日本で行われている特に子ども向けリトミックの関係がよくわからず、リトミックの意義というのものがあまりつかめていませんでした。
リトミック研究センターの研修に参加し始めて、ちょっとずつですが、その手がかりがちらちら見える気がして、今回の講習会でさらにそれが増えた感じがします。
今日のお話の中でなるほどと新たに認識できたのは、感覚でとらえてからそれを知識にむずびつけていくことが大切であるということです。この順番が大事であり、また感覚だけでは不十分であるということです。これは、以前から私がピアノを習い始める前に歌ったり音楽を楽しむ体験が大切であると思っていることとも接点がありそうです。
また、数人またはグループで取り組むことで相手のことを考える、自制するなど人との関りやコミュニケーションを学ぶことになるというお話も、昨日実践している中で確認でき、わかる気がしました。
板野先生が、ピアノは個人のスキルを高めることに重点を置くのに対し、リトミックはその反対であるというようなことを言われていたのも印象的でした。
今頃になってリトミックへの興味が高まってきましたが、これも新たに研修会に参加してその意義に気づき始めたからで、何事も理解の浅い段階で判断しないことが大切だなと思っています。