ピアノに合わせてあそぼう(2025.5.12)

今日はじゅらく児童館の「ピアノに合わせてあそぼう」の日でした。

プログラムは以下のとおり。

・自己紹介(お子さんの紹介と好きな絵本)

・おはようのうた

(季節の歌)
・こいのぼり
・めだかの学校

(手あそび・ふれあいあそび)
・大きなたいこ
・あたまかたひざぽん
・ポップコーン
・むすんでひらいて

(今月の歌)
・ことりのうた

(歌に合わせて動きましょう)ーみんな小さなマラカス振ります
・クラリネットをこわしちゃった
・さんぽ

(演奏)
・五月、愛する五月(シューマン)
・人形の夢と目覚め(オースティン)

今日で最後です。と言われる時は寂しいものです。お姉ちゃんの時に来てくださっていて、しばらく来られないと思っていたら2番目の子が生まれたのでまた連れてきてくださって、そして、月日がたちお別れの日が来る。
今日は保育所お休みしたので来てくれていた子もいたので、そんな風にまた機会があれば来てね、バイバイとさよならしました。

声楽コンサート

三橋桜子さん、パブロ・エスカンデさんご夫妻からご案内いただいたコンサートに行ってきました。新しく結成された声楽アンサンブル”Vox-Lux(声の光)”のコンサートです。場所は京都府立府民ホールアルティ。
メンバーはパブロ・エスカンデさん(指揮)、三橋桜子さん(オルガン)の他、歌手8人とチェリスト。ユニークな編成だと思います。

曲目はバッハ、タリスなどの作品と日本の古い歌(パブロさん編曲)。

今回のプログラムで特に面白かったのは、タイトルや作曲家を知らされず3曲の演奏を聴衆が聴き、どの曲が現代でどの曲がルネッサンス(16世紀頃)かあてるというものです。1曲がルネッサンス。どれも宗教音楽の雰囲気ですが、私ははずしました。一番モダンに感じた1曲がルネッサンスの曲でした。3曲の中で一番印象に残りました。

パブロさん編曲の日本の歌(ちんちん千鳥、宵待草、待ちぼうけ)もよかった。素朴なこれらの歌をどのように編曲されているのか興味深く聴きました。やはり日本語の歌は親しみがあってほっとする。

今日の歌手は8人(ソプラノ2人、アルト2人(そのうち1人がカウンターテノール)、テノール2人、バス2人)でしたが、ハーモニーがとても美しく、倍音が豊かに響いている感じがしました。声色の無限と思えるバリエーションを聴いていると、楽器ではできないことだなと改めて思います。声の威力はすごい!

お二人のコンサートはいつも独特で、今度はどんな工夫を凝らされているんだろうといつも楽しみです。今回も内容の濃い、楽しいコンサートでした!

寿長生の郷(すないのさと)

4月に城崎へ行った時、ロビーに置いてあってたまたま気になって見た雑誌「森さんぽ(関西版)」に載っていた寿長生の郷(すないのさと)へ行ってきました。

この雑誌を見るまで、大津市にこんな場所があるなんて全く知りませんでした。ここを運営している叶 匠寿庵は以前から知っていますが、和菓子を作っているだけではなく、こんな取り組みをしているとはすごい会社だと思いました。

パンフレットによれば、菓子づくりの原点は「農」であるという思いから、山を開墾し63,000坪の緑豊かな丘陵地の中で、菓子の原料を育てているということです。
また、同時に多様な生物が生息するこの里山の保全にも努められていて(菓子づくりの里山)、環境省より自然共生サイトとして認定されています。

実際、あまり見たこともない植物をたくさん目にしました。山奥ではなくこんな身近なところで鑑賞できるとはうれしいことです。モリアオガエルの池というのがあって、カエルたちが元気よく鳴いていました。モリアオガエルも希少生物のようです。
入場料もなく、訪れた人々は敷地内を散策してそれらの自然の風景を楽しむことができます(食べ物の持ち込みはできません。行かれる方はご注意を)。

こういうことを知ると、どうしても「近江商人」「三方よし」というような言葉が浮かんできます。つまり、商売をしているのだけれど、社会にも貢献しているというイメージです。さすが、滋賀の会社だなと納得してしまいます。

敷地内に、「十〇地」(とわぢ)という陶房があり、房主から色々と興味深いお話を伺うことができました。そこでは、たまに教室もされていますが、寿長生の郷の中にある食事処やカフェなどで使う器などを焼いておられます。
なんと登り窯があるのですが、登り窯を見るのは河井寛次郎記念館で見た時以来です。登り窯で器を焼くには4日間、15分おきに休みなく薪を追加せねばならず、大変な作業ということを知りました。
実際は、電気釜も使われているということで、火で焼くのとの違いは何ですか?と聞くと、火の場合は空中に舞った灰が溶けて陶器に付着し自然に釉薬のかわりになるということです。焼き物は釉薬がないと水分がしみてしまいますが、火で焼けば釉薬はいらない(十分でない場合は焼き直すということ)ということです。
器の材料は寿長生の郷と信楽の土を使っているそうです。

自然、食べ物、陶器、木造建築物などどれも本物へのこだわりが感じられました。
このような場所を作り、維持していくためには、膨大なコストと労力と情熱が必要でしょう。お金に換算できない価値を作り、それを人々に感じてもらう、そのことに使命感を持たれているのではと思いました。
多くのことを感じさせてもらった一日でした。

これは夫撮影

下鴨つどいの広場こがも(4月)

今月も2回、下鴨つどいの広場こがもへ行ってきました。

何度か会っている1歳代の男の子。エリック・カールの「はらぺこあおむし」を読んであげると興味津々なので、お母さんに聞くと家で何度もはらぺこあおむしの音楽つき動画を観ているそう。それで、ちょっと歌いながら読んだりしました。
以前、児童館で何度かこの音楽つきはらぺこあおむしの伴奏をしたことがありますが、歌が長いためか最近ではやる機会がありません。なかなかいい曲なのですが、絵本の文章と歌詞は違います。
音楽やオノマトペがあったり、大きな抑揚をつけて読むと、小さな子は意味があまりわからなくても絵本を一生懸命見ますね。

触ったり、聞こえたり身体を通して感じる感覚を表しているオノマトペ(例えば車がブーブー走っている、お水がジャージャー流れている、手がぬれてべちょべちょなど)は小さな子が言葉に慣れ親しんでいく大切な役目を果たしていますね。
私は自分が子育てしている時は、あまり赤ちゃん語のようなものは使わなかったのですが、今では積極的に使えばいいのだと思っています。

緑が美しい季節になってきましたね。

城崎へ

先日、1泊2日で城崎へ行ってきました。最寄駅から特急きのさきで2時間と少し。温泉好き、しかも源泉かけ流しがいいという夫の希望に合わせて宿を選びました。

城崎と言えば有名な温泉街ですが、1300年ほどの歴史があるとは知りませんでした。
写真や動画を通して見ているのと、行ってみてその場の雰囲気を感じのとでは全然違うというのは経験があることですが、やはり城崎も行ってみると思っていた以上にいいなと感じました。

人もそれほど多くなく、温泉街の真ん中を流れる川に沿って歩くのは心地よい。でも、地元の人に聞くと、3月まではカニで、4月の初めごろは桜でもっと人が多くて混んでいたそう。もう少ししたらゴールデンウィーク。今はちょうどいい時期ですよと言われました。

1日目、温泉街を西にずっと行ったところに温泉寺というのがあったので、階段で登ってみたのですが、思った以上に段数があってへとへと。冗談で熊が出たらどうするか、夫と相談しました。誰もいないような山道などを歩くことがあると、熊に会ったらどうするといつも話しますが、逃げると追いかけてくるそうなので、今回はもう大声あげて威嚇するしかないなとか話していました(笑)
実はすぐ近くにロープウェイがあったのですが、強風で止まっていて、ようやく温泉寺に登りついた時、そこにロープウェイの途中の駅があると知りました。奥の院がある山頂まではまだほど遠い。そこで引き返しました。
城崎温泉1300年の歴史は、ここ温泉寺から始まっているそう。

2日目はロープウェイが動いていたので山頂まで行きました。ロープウェイ乗り場の入り口に向かうところに「熊に注意」と書いてあったので、え、ほんまに出るんや!と驚きました(;’∀’)。

山頂まで行きましたが、あいにく小雨が降っていて、展望台からの眺めはかすんでいました。

午後からは、城崎文芸館城崎麦わら細工伝承館に行きましたが、特に麦わら工芸がすごかった。ざっくりした民芸品のようなものをイメージしていのですが、非常に高度な技術で精巧に作られた工芸品が展示されていました。お土産向けに軽めのものもありましたが。
その昔、シーボルトが麦わら工芸の作品を他の多くの日本の美術品と共にヨーロッパに持ち帰り、今も博物館に展示されているということですが、その復刻版も展示されていました。

100年ほど前に、この地域は大震災に見舞われ多くのものが失われたそうですが、城崎麦わら細工伝承館の建物はそれ以前から建っているもので、倒壊をまぬがれたそうです。
この蔵は木造で、夫が言うにはこの構造では倒れようがないということです。
城崎の麦わら工芸品の職人さんは現在も後継者が何人かがんばっておられるということです。

夫は二日間で宿のお風呂と外湯で計7回お風呂に入って満足していました(笑)。
私は宿のお風呂しか入っていませんが、温泉寺の石段で疲労した足にじわじわ効いている気がしました。

心も体も癒される、温泉街の魅力を感じた旅でした。

温泉街から近い円山川。向こうは海です。

ピアノに合わせてあそぼう(2025.4.21)

今日はじゅらく児童館の「ピアノに合わせてあそぼう」の日でした。

プログラムは以下のとおり。

・自己紹介(お子さんの紹介と好きな歌)

・おはようのうた

(季節の歌)
・チューリップ
・ちょうちょう

(手あそび・ふれあいあそび)
・きゃべつの中から
・おべんとうばこのうた
・こぶたぬきつねこ
・おふねはぎっちらこ

(今月の歌)
・おはながわらった

(歌に合わせて動きましょう)ーみんな小さなマラカス振ります
・線路はつづくよどこまでも
・小さな世界

(演奏)
・春のうたメドレー(編曲:私)

新しい年度に入り、今日の参加者は少なかったですが、少ない時はそれはそれで皆さんとの距離が縮まる感じがしていいなと思っています。合間合間に、関連することを話題に会話しながらという感じで。
上のお子さんの時にも来られていた方が今度は下のお子さんを連れて来られていましたが、そうやってまた来て下さるというのはうれしいです。

うちの孫も生後5ヶ月からこのイベントに来ていましたが、2歳過ぎて4月から幼稚園の親子通園で月に数回幼稚園に行くことになって、今日来られませんでした。月日のたつのが早いとしみじみ思います。

焼き茄子を作って思ったこと

長年、焼き茄子を作る時は網にのせて焼いていました。円い直径25㎝くらいの網で3本以上のせると転げ落ちてしまうから焼く時は大体2本。茄子をそのまま焼くだけなので手軽にできる料理ですが、考えれば片面しか焼けないから途中で何度かひっくり返さなければならないし、炭化した皮の破片が舞ってその辺に散らばったり、茄子から出てきた水分が下に落ちて五徳の周りが汚れたり、皮も焼き加減によってむきにくかったり、案外面倒なのです。

先日ふと、魚焼きのグリルで焼いたらどうだろうと思いつき、検索するとグリルで焼くレシピが見つかり、ただ焼くだけではなくヘタの辺りに切り込みを入れておくことや、剝く時に竹串を使うとやりやすいことなどが書かれていて、その通りやってみました。
すると、皮の破片が飛ぶこともなく、五徳周りも汚れず、切り込みのおかげで皮が向きやすく、また竹串もいい具合に剥くのに役立ち、これまでの焼き茄子づくりの際の問題がほぼ解決しました。

今回、焼き茄子の件を通じて、これは他のことにもあてはまると気づきました。
長年そんなもんだと同じやり方でやっていたことが、ふとしたきっかけでやり方を変えるともっとうまくいくことがあるということです。

私はピアノに向き合っていく中で、そういう経験をたくさんしています。それは色々な先生に教わること、自分で興味を持って調べてみること、試行錯誤しながら試してみることなどを通してです。
前提として、これは「絶対」とは思わないようにしています。そうすることで、学ぶということはずっと続いていく。そして少しずつ変わっていける。

焼き茄子のようなものに対してはそれほどの情熱がないため、気づくのが遅かったですが、教わること、調べることをいとわないければ、色々なことについて認識を新たにして、よりよい方法を見つけることができる。そういう心がけで日々やっております。

とりあえず、焼き茄子の作り方が劇的に改良されたことには感動しました。今頃網で焼いている人はあまりいないのかな?(笑)

鴨川にて(2025年4月5日・6日)

(2025.4.5 X投稿)

今日の鴨川
やや寒い感じ
枝垂れ桜はそこそこ咲いていて、ソメイヨシノはまだ五分咲きくらい?
丸太町を少し下がったあたりでアオサギがうろうろしていました。
陸に上がった方がえさをもらえると知っているのかな?
やはりあげている人がいて、鳩も集まっていました。
野生の鳥にパンとかあげてもいいのかな?どうなのかな?と前から思ってます。

(2025.4.6 X投稿)

今日の鴨川
北大路をさがったところでシートを敷いてパンを食べる 焼き芋も
トンビの群れが向こうの方で旋回しているから要注意
見つからないように食べないと

目の前に大パノラマ
桜もいい感じ
多くの人たちが思い思いに楽しんでいる
子どもたちも走り回っている
夫は横で昼寝している
贅沢だなと思う

久々のレッスン

久々にピアノのレッスンを受けてきました。
先生は、ピアニストの文 京華さんです。

文 京華さんのことは、最初YouTubeで知りました。ご自身のチャンネルで演奏や練習のヒントになる動画をあげられていますが、技術的なことから和声などの理論まで、参考になる動画ばかりで、実際自分の練習にも取り入れたりしていました。

演奏活動をしながら、指導されたり、YouTube配信されたりとほんとすごい方です。
仙台に住まれていますが、なんと東京と京都でもレッスンをされていると知り、思い切って問い合わせました。そして幸運にもレッスンを受けられることになりました。

今回持っていったのは、とりあえずバッハとシューマンとモーツァルト。

まずは、バッハから。
先生のバッハの譜読みのレベルが私の想像をはるかに超えていました。
自分の楽譜にはすでにアナライズの本からそのままうつした内容や、私自身が気づいて書き込んだ部分などがありましたが、それ以外にまだまだ読み取れる部分があり驚きました。それらを意識することで、演奏そのものが変わることもわかりました。

1時間半のレッスンでしたが、バッハで半分以上(まだ足りないけど)かかり、シューマン、モーツァルトは全部弾く時間はなく、私が気になる点をメインに指導していただきました。それらのアドバイスもすばらしく、がんばればきっと自分の演奏のレベルが上がると思えました。

レッスンの雰囲気は和気あいあいとした感じで、時おり笑ったりしながらでしたが、たった一回のレッスンでとてもたくさんの改善点や取り組む課題を得ました。曲を分析することがどう演奏に繋がるのかについて、新たな認識を得た感じがします。

こちらの要望にも柔軟に対応してくださり、本当に良いレッスンでした。とにかく、楽しかった! また次の機会にお願いできればと思っています。

巣立ちの季節

娘の卒園式、卒業式では泣けましたが、特に卒園式のとき、一生懸命歌っているわが子と他の子たちの姿と声に心打たれました。
何曲か歌っていたと思いますが、覚えているのは「たんぽぽ」です。

どんな花よりたんぽぽの
花をあなたに贈りましょう

この時以降、聞いたり歌ったりしたことはないですが、卒園式の思い出の曲としてずっと心に残っています。

ようやくここまできたね、そういう思いと共にあるからでしょう。

卒園、卒業は子どもの成長を感じる、節目の時ですね。

(2025年3月25日 X引用投稿より)