京都御苑へ散歩に行くと、拾翠亭の公開日だったので中に入りました。 日本の建築は庭ありきやねとよく話しています。(5/6 ツイートより)





それから梨木神社へ。 以前境内にマンションが建ったのですが横の寺町通からちらっと見たくらいだったのでどうなったか確かめに行きました。なんと最初の鳥居の後ろに建っていました。木で隠れてますが。参道に建てたとは驚きました。境内にはカフェも。庭でコーヒーいただきました。(5/6 ツイートより)



今日は夫がリフォームの設計をして去年完成した知人の町家に招待していただきました。うちの夫婦と別にもう一組のご夫婦も来られましたが、だんなさまは夫の知り合いのアンプ作りのプロで今日おじゃました家のお施主さんご夫婦にご紹介して、竣工の際、アンプとスピーカーを用意していただきました。このアンプのロゴは夫がデザインしました。
あれから1年たち、家の中を案内してもらいましたが、坪庭づくり、様々な棚や造りつけ家具、裏庭の屋根工事など、お二人のアイデアやまめさには驚かされました。完成度も高い!
家に愛着を持って、手を入れることを楽しんでくれていて、よかったなと思います。
さて、夫がぜひにというので、私が作ってスタジオで録音した曲をCDに入れて、スーパーアンプとスピーカーでならしていただくことに。
それまでかかっていたアンプ作りの方の持ってこられたジャズを止めて、かけてくださいました。食事をしながらBGMとして聴いていただくとは、なんとありがたいことでしょう。それまでかかっていた軽快なジャズに比べて、ちょっとしんみりした感じもしましたが、とりあえず会話のじゃまにはならなかったかな。こんなことしてますという自己紹介のようなものですね。さすが良い音でした。
温かなおもてなしに感謝です!
今日は修学院のアトリエ松田で行われたピティナのステップでショパンとモーツァルトを弾いてきました。このピアノのイベントは全国各地で行われていて京都でも2~3カ月に1度ほどいくつかの会場で行われます。
ステップはこの会場だけ参加しています。ここは松田先生の、彫刻家であったおじいさんがアトリエとして作られた部屋ということですが、やはり何か特別な感じのする場所です。周囲は壁に囲まれていますが、高い所に大きな窓があって自然光がたくさん入ってくるようになっています。私はホールよりもこういう雰囲気のある場所が好きです。
初めてここで弾いたのは4年前ですが、どういう場所かあまり考えずショパンの幻想即興曲を準備していきました。アトリエに入って、あれ、これは選曲を誤ったなと思いました。もちろん、皆さん色々な曲を弾かれますが、私はここではもっとここの空間にあったしっとりした曲を弾きたいなと思い、次の年からはずいぶん選曲にはこだわっています(悩みます)。
建築空間は何かを行う場所ですが、ここは、そこに合う音楽で満たしたいという思わせてくれる所です。元々彫刻を行うために作られた場所は、別の芸術的行為を行う際にも何か感じさせてくれるのかもしれません。
弾き終わった後、ある女性が、きれいな音で感動しました、と言ってくださいました。これまでも時々そうやって直接感想を言ってくださる方がいらっしゃいましたが、その一言でまたがんばろうと思えます。それらの言葉は私の宝物です。
明日からはクリスマスのイベントに向けて、編曲にもとりかからないと。設計の方のあれこれもあるし、やること色々です(-_-;)。
先日近くにオープンしたホテルに、夫と偵察に(笑)行ってきました。最近京都では増える観光客に対応するように新しいホテルも増えているように思いますが、日本らしさ、京都らしさをどの程度意識しているかが気になるところです。そのホテルは1階の道路に面した部分がカフェになっていて、そこを通り抜けても、またカフェに入らず横の通路からも奥のフロントに行けるようになっています。全面ガラス張りなので中が良く見えます。やはり普通のカフェと違ってホテルだから入りにくいのか、お客さんはほとんどいません。カフェに入って真ん中あたりのテーブルに座ってインテリアを拝見。ぱっと見は和的な要素は少ないですが、やはり所々にさりげなくデザインされているようです。
お茶を飲みながら通りを見ていると、たまに止まって中を見ている人がいます。ホテルだけどお茶だけでもいいのかな?という感じでしょうか?
BGMにクラシックのピアノ曲が流れていましたが、よくお店などで流れているボリュームよりは控えめで微妙な所で調整されている感じです。ショパンのエチュードなどもう少しボリュームが大きければ少し耳障りかもしれませんが、そんなことはありませんでした。
私は毎日自分の出す音を「聴く」という行為をしているので、音には少し敏感かもしれません。空間の雰囲気を作る要素として音楽はけっこう影響あると思っています。ジャズかクラシックでは場の雰囲気が全然違ってくる。音楽がなければ、別の物音にもっと注意がいくでしょう。
飲食店など内装の状態によって残響の強い所もわりとあります。音楽や人の声が混ざってわんわん響いているから話す際に大きな声が必要な所もある。なかなか辛いです。耳が。
建物内の音環境は私にはとても重要に感じられますが、実際一般にどこまでそのことについて考えられているかはわかりません。このホテルのBGMはGoodでした(笑)。
夫は建築設計をやってますから、建築と音楽についての話をたまにします。
町家の改修の仕事もあるのと、かつて私たちも町家に住んだことがあるので、古い家のあり方についてもたまに。
町家の改修に携わっている専門家は、古いものを忠実に再現することにより価値を置く人と、現代の生活によりふさわしいやり方で古いものを今に生かすという考え方の人と大きく二つにわかれるようです。
その話をしていて、バッハやモーツァルトを今のピアノで弾く場合、昔の楽器で弾いていたように弾くべきかどうかという話がたまにあるなと思い出しました。
私が知ったピアニストたちの意見は大方、今のピアノを生かして美しく演奏すべきだ、のようです。私もそう思います。