月別アーカイブ: 2018年3月

ペトロフのピアノ

今日は京都芸術センターで行われた『ペトロフピアノを愛する音楽会』に参加してきました。3年ぶりです。

参加者17人中、クラシック以外はオリジナル4人とジャズ1人。私はオリジナル曲を3曲弾きました。プログラム最後は、作曲家(伴奏)が声楽家2人と一緒に演奏されました。

京都芸術センターは元明倫小学校ですが、ペトロフ(チェコ)のピアノが学校に来て今年でちょうど100年となるそうで、そんな年に弾かせていただけてよかったなあと思います。

大正期の日本画家・中村大三郎画伯は明倫出身だそうです。

今日のBGM演奏

今日の19:00~21:00まで、いるか喫茶バーでBGM演奏してきました。

オリジナル曲を、直接聴いていただける機会は少ないので、お客さんに少しでも良いと感じていただけるようにと、BGMではありますが、いつも気持をこめて弾いています。

お客さんと直接話すことはほとんどありませんが、今日も演奏後拍手をしてくださった二人組のお客さんがいらっしゃって、やはりうれしいです。

前もブログに書きましたが、いるか喫茶バーで普段かけてらっしゃる音楽と、私の音楽は雰囲気が違うし、それぞれのお客さんの好みもわからないし、そのことがずっと気になっていました。

でも、最近はもうあまり気にしないでおこうかと思っています。私が作る以上、私の音楽でしかないし、あとはなるべく何か感じていただけるような演奏を心がける。語りかけるように。

そして、少しでも気にしてくださる人が増えるといいなと思っています。

モクレン
帰りに、高野の交差点で見たモクレン。ちょっと幻想的でした。

コンピレーション・アルバム ”The Song She Plays”

“The Song She Plays”というコンピレーションアルバムが今日リリースされました。


3月2日にカナダのアーティストと名乗る人からメールがありました。bandcampで私のことを見つけてくれたということで。メールの趣旨は、3月8日の国際女性デー(International Women’s Day)に合わせて、世界の女性アーティストによるコンピレーションアルバムを作り、売り上げを全て女性のためのグローバル基金(the Global Fund for Women)に寄付したいので、アーティストとして参加しませんか?というものです。

とても魅力的な申し出でしたが、いきなり知らない人からメールをもらって、正直多少不安もありましたが、何度かメールのやりとりをし、契約書を交わしました。

私にメールを送る前から準備は始めていたのだと思いますが、今日、カナダ時間で8日になるやいなや、Aさんからコンピレーションアルバムをリリースしたという連絡が入りました。素敵なイラストのジャケットで、色々な国のアーティストが参加していることがわかりました。これを見てちょっとエキサイトしました(笑)。そして他のアーティストの曲を聴いてみてまたわくわく。素敵な曲がたくさん。

“White Night” は最初からAさんの希望で、今回のアルバムに合うものを私がbandcampに上げてるものの中から選んでくれたようです。自分で選んでと言われたらものすごく迷ったと思うので、助かりました。

今回はたまたま国際女性デーに合わせた、女性のためのグローバル基金への寄付に協力する形となりましたが、私としては自分の音楽がどんな人にとっても、心に少しでも響くものであればいいなといつも思っています。

 

子育て講演会を終えて

今日は聚楽保育所で子育て講演会を行いました。朝から雨のためか、例年よりも参加者は少なかったですが、保育所の子どもたち30人も来てくれて、にぎやかになりました。

プログラムは、

・お話(乳幼児の聴覚や音楽との関わりなど)

・演奏(モーツァルトピアノソナタと乙女の祈り)

・英語の歌で手遊び

・マラカスを使ってリズム遊び

でした。

今回演奏の前に、特に小さい子がアコースティック楽器の生演奏を聴くメリットについて話しました。

一つは、音楽はスピーカーから流れてくるのではなくて、生身の人間がこんな風に演奏しているといるのだということを感じる体験してもらうこと。以前、ピティナのサイトでロンドンのミニ・モーツァルトというクラスについて書かれた記事を読んだ時、これについて書かれていて、確かにと思いました。

二つ目は、CDやデジタル機器から流れてくる音楽と生演奏で聞こえる響きは違うけれど、耳のいい小さな子にはぜひそれを体験させてあげてほしいということ。

ピアノで倍音を感じてもらう実験をしましたが、これは皆さん興味を持って聴いてくださったようです。

名前は「子育て講演会」ですが、今年は特に保育所の子どもたちがたくさん来てくれたので、さらに子ども向けのわかりやすい内容にした方がよかったかなとか、色々とあとで思いました。

終わってから、4月から職場に復帰するのでこれで最後ですと挨拶されたお母さんがいらっしゃり、少し寂しい気持ちになりました。毎月じゅらく児童館の「ピアノに合わせてあそぼう」に来られてて、ピアノありがとうございましたと言ってくださいました。

3月は卒業シーズンですが、毎年、そうやって何組もの親子を見送ってきたなあと感慨深いです。一緒に音楽で遊んだことが記憶のどこかに残ってるといいなあと思ったり。みんな元気に、いい人生を送れますように!

 

 

ジョージア(グルジア)の歌の会

今日は、ジョージア(グルジア)の歌を歌う会に行ってきました。

この会のことは偶然知ったのですが、ジョージアの歌って?と検索してみたら、とても魅力的な歌とダンスの動画が色々あって、とても魅せられてしまいました。

↑ わりと現代風

↑ 普通の人たちが歌うまいって感じ。

↑すごいバネ!

特に男性のダンスはすごい。すごい動画はまだまだあります。

それまで、ジョージア(グルジア)という国について知らなかったけど、こんな素敵な文化がある所なんだと思いました。

いわゆる西洋クラシック音楽やそれをベースにした音楽とは違う音楽、民俗音楽には興味がありますが、グルジアにはグルジアンボリフォニーというのがあると知り、余計に興味そそられました。これまでなじんできたバッハなどバロックのポリフォニーとどう違うんだろうと。

今日の参加者は10人で、なんと日本在住のジョージア人も一人。外国人はあとフランス人が一人。その他は日本人。会の発起人はイギリスでジョージアの歌を勉強されてきたそうです。

発起人である指導者が教えてくれる3声のメロディーを耳で覚え、パートにわかれて合唱しました(伴奏なしのアカペラ!)。微妙な節まわしなどがありますが、それを置いておいてもやはり民族の独特のメロディーで、また歌詞カードを見てもジョージア語はわからないし(でもほぼローマ字読みでいけます)なかなか覚えにくかったです。

それでも3時間で2曲(素朴な)をなんとか仕上ました。合唱すると、ああ、民俗音楽だー!となかなかいい気分。2曲目の方がシンプルで、一緒に歌っていても3声別々に聴くことができておもしろかった。ちなみに声部の聴き分けはポリフォニックな曲を弾くことで養われるなと思いますね。私のはたいしたことありませんが。

今日の感想は、なんとなく、グルジアンポリフォニーを体感して味わうことができたかなという感じです。またトライできればと思います。