今日は聚楽保育所で子育て講演会を行いました。朝から雨のためか、例年よりも参加者は少なかったですが、保育所の子どもたち30人も来てくれて、にぎやかになりました。
プログラムは、
・お話(乳幼児の聴覚や音楽との関わりなど)
・演奏(モーツァルトピアノソナタと乙女の祈り)
・英語の歌で手遊び
・マラカスを使ってリズム遊び
でした。
今回演奏の前に、特に小さい子がアコースティック楽器の生演奏を聴くメリットについて話しました。
一つは、音楽はスピーカーから流れてくるのではなくて、生身の人間がこんな風に演奏しているといるのだということを感じる体験してもらうこと。以前、ピティナのサイトでロンドンのミニ・モーツァルトというクラスについて書かれた記事を読んだ時、これについて書かれていて、確かにと思いました。
二つ目は、CDやデジタル機器から流れてくる音楽と生演奏で聞こえる響きは違うけれど、耳のいい小さな子にはぜひそれを体験させてあげてほしいということ。
ピアノで倍音を感じてもらう実験をしましたが、これは皆さん興味を持って聴いてくださったようです。
名前は「子育て講演会」ですが、今年は特に保育所の子どもたちがたくさん来てくれたので、さらに子ども向けのわかりやすい内容にした方がよかったかなとか、色々とあとで思いました。
終わってから、4月から職場に復帰するのでこれで最後ですと挨拶されたお母さんがいらっしゃり、少し寂しい気持ちになりました。毎月じゅらく児童館の「ピアノに合わせてあそぼう」に来られてて、ピアノありがとうございましたと言ってくださいました。
3月は卒業シーズンですが、毎年、そうやって何組もの親子を見送ってきたなあと感慨深いです。一緒に音楽で遊んだことが記憶のどこかに残ってるといいなあと思ったり。みんな元気に、いい人生を送れますように!