最近、次に出すアルバムの曲を録音しています。ブログにも書いてきました通り、4月から5月の始めごろまで録音・編集の実験をしながら編曲ものを5曲、YouTubeにアップしてきました。そして、その後、たまたまフォローしているエンジニアの方のツイートを見て、マイクのことで気づいたことがあります。それは、マイクの「指向性」についてです。今年2月に買った新しい方のマイクは、指向性が何種類か選べるようになっていて、それは知っていたのですが、なんとなく、無指向性がいいと思っていてそれでずっと録っていました(もう一本の古い方のマイクは単一指向性でした)。一応指向性もいくつか試してみたのですが、最初の頃はその違いもあまりわからなかった。無指向性は部屋の音を全部拾うのです。部屋の響きが入るのが自然だと思っていたんですが、同時にその響きがきついことで悩まされてもいました(そのために布を垂らしたり、怪しげな実験をしたことはすでに書きました)。
エンジニアの方のツイートでは、家での録音は指向性のマイクがいいと書かれていて、それで、はっとしました。改めて検索してみるとやはりそのようです。それで、指向性を選び、広い角度から狭いのまでいくつかのパターンで録ってみると、無指向性とは全然違う音が録れて、わりとショックでした(笑)。最初の頃はわからなかった違いは今ではよくわかる(汗)。それでもアルバムに間に合って良かった。
「録音進捗 その6」で書いていた、お試しノイズ除去の依頼の際は無指向性で録っていた音源を渡していました。そして、その後ミックスのサンプルも作っていただきましたが、その際は単一指向性で録った音源を渡しました。やはり、音が全然違うと言われました。
ちなみに、今回ノイズ除去・ミックスのお試しをお願いしたのは、ハイブリッド・サウンドリフォームというところです。正直、エンジニアの方に依頼するのは、敷居が高い。その点、こちらは無料でサンプル作成と見積もりをしてくださり、その上で検討できるのでお願いしやすいと感じました。サンプルは2種類作ってくださいました。やっていただいた方がプロの仕上がりになりますが、5月末を目標に自分でやってみて、なんとか自力でやりとげたいです。でも、やはり不安なので、お願いする可能性もありますと伝えています。
生ピアノの録音についてはずっと調べていますが、やはりその場で鳴っている音をそのまま録音・再現することは技術的にとても難しいことで(録音により劣化・変化してしまう)、私のような機材もソフトも知識も貧弱であれば、できることは限られています。わかってはいますが、外注すればお金もかかるし、微妙なニュアンスを依頼するのは難しいというのもあります。
あと1週間ほどを目標にとりあえずトライし続けます!