月別アーカイブ: 2018年7月

7月28日のBGM演奏

28日は月一回の、いるか喫茶バーでのBGM演奏でした。

台風が接近してきているということで、今日はお客さん来られるだろうかと思っていましたが、お店に着くとすでに何人かいらっしゃいました。午後7時、演奏が始まってからも何人かいらっしゃって、あまり広くない店内は満席に近いように見えました。皆さん台風はまだ遠いからあまり気にされてないのかなと思ったり。

いつものように2回の休憩を入れて、19時から21時の間オリジナル曲を弾きました。大体いつも40曲くらい準備してそのうち30曲近くは弾くかな。毎回2~3曲は新しい曲を持っていきます。作っている割に、お店で何度か弾いた後(1回きりもある)、ボツにして弾かなくなった曲もたくさんあり、レパートリーはちょっとずつしか増えない感じです。たとえ自分が作った曲でも、自分が気に入らなかったり、そういう気分じゃないと弾く気がしない(笑)。

前回マスターに、やはりお客さん、知らない曲って楽しくないんじゃないでしょうか、という話をしたら、気にしなくていいって言ったでしょ、というようなことを色々言って励ましてくださったので、今回はまた気持を新たにして弾いたつもりです。そして、台風が近づいているというのに、お客さんたちは演奏が終わる9時までいらっしゃって(私が帰る時にも皆さんまだいらっしゃいました)、BGMですが、私のオリジナルを何曲も耳にしてくださったことを、改めてしみじみありがたいなと思いました。ネットで配信していても、やはり近くで生演奏を聴いていただけることは私にとって貴重です。

帰り道、小雨は降ってましたが台風はまだ近くないようで、風もなく、普通に傘さして帰れました。

始まる前は、まだ晴れ間さえ見えていた。

103歳のピアニスト

世の中には、こんな方もいらっしゃるんだなと感心しました。この方が4歳くらいの時、ドビュッシーが亡くなったらしい。100年という時間の長さを感じさせられます。近くに住んでいたとか。

そういえば、以前何度かピアノを弾きに行った高齢者の施設には104歳でたまにピアノを弾く方がいらっしゃった。実際聴いたことはないですが。

生きている限り元気で、そして好きなピアノを弾いていられたらすばらしいだろうなと思います。

なかなかおちゃめな方です。

 

 

災害のあと 今の想い

6月の大阪府北部地震に続き、7月には豪雨で、まさかと思うほど多くの方々が亡くなられ、まだ行方もわからない方々がいらっしゃり、また多くの方々が被災され、家を失い、普通の生活ができなくなる状況になっていることを見聞きするにつれ、本当に気の毒に感じています。

また追い打ちをかけるような猛暑で、被災された方々、ボランティアを含む現場で作業されている方々が過酷な状況に置かれていることを思うと、決して無理されないように、体を大切にしていただきたいという気持になります。

そして、自分が変わりない日常を送れていることを、ありがたく感じずにはいられません。

被災された方々が、なるべく早くよりよい環境に身を置き、少しでも未来に向けて進んでいけるよう、手厚い保護がなされることを願っています。

 

 

 

教会のバロックコンサート

昨日は久しぶりにクラシックのコンサートに行ってきました。最近は、案内をいただいたり、招待していただいたりしないと行っていない気がします(知り合いとか関係ある人とかが演奏する)。

今回は、1ヶ月ほど前に三橋桜子さん、パブロ・エスカンデさんご夫妻に案内をいただいた、「教会コンサートシリーズChiaroscuro ~光と影~」というタイトルのコンサートでした。お手紙によるとお二人でアンサンブル・コントラスタンテというグループを始められたということです。

前もどこかで書いていたと思いますが、何年か前パブロさんから音楽理論などのレッスンを受けていたことがあって、それから何度かコンサートにも行かせていただいています。

コントラスタンテとはコントラストのことかなと思ってますが、前半は聞いた感じオーソドックスな感じのバロック音楽(でも知らない曲ばかり)で、後半はネオ・バロックということでしたが、わりと最近の作曲家の新しい雰囲気も感じられる音楽でした(パブロさんの作品はこちら)。以前からお二人のコンサートは工夫を凝らしたプログラムばかりですが、今回もコントラストをつけて違いを楽しめるように考えられたんだろうなと思いました。

出演者は、パンフレット掲載順にパブロ・エスカンデさん(作曲・編曲・チェンバロ)、三橋桜子さん(チェンバロ)、中嶋俊晴さん(カウンター・テナー)、伊佐治道生さん(ヴァイオリン)、曽田健さん(チェロ)。皆さん素晴らしかったです!

プログラムの中で、ペルトという作曲家の「鏡の中の鏡」という曲が特に気になりました。シンプルなチェンバロの伴奏(三橋桜子さん)に、チェロがロングトーンのメロディをじっくり歌うという感じの曲です。全体的に音数が少ないのだけど、より印象付けられる感じがする。

最近私が作った曲で、シンプルな左手の伴奏に右手でゆったりとしたメロディをのせるというのがあって、それを弾いているうちに、これは弦で歌うといいだろうなと思って、友人のヴァイオリニストに今度ヴィオラで弾いてもらうことをお願いしました(とりあえずスタジオで合わせてみる)。比べるのはおこがましいかもしれませんが、構成と雰囲気はちょっとだけ似てるかもと思って、合わせてみた時のこともイメージしながら興味深く聴いていました。

パブロさんの作品、桜子さんとの連弾はかっこよかったです。パブロさんはアルゼンチン出身ですが、作品からどこかタンゴ??のリズム感があるのかなと感じることがあります。

今回も、凝った選曲、素敵な演奏、楽しいトークと、知らない曲ばかりでもとても楽しめました。パブロさんとも久々に少し話せたし、よかったです。

コンサート前から怪しい空模様だったけど……

前半、最後の曲、ヘンデルのオペラ「リチャード1世」より アリア ”激しい嵐に揺り動かされようと”の時、外では雷が鳴り、稲光がちかちか。偶然の演出に会場内もちょっとざわついていました。