今日は、京都テルサで行われている、おはなしの栞の朗読クラスに行ってきました。2週間ほど前に一度体験レッスンで参加させていただいて今回で2回目です。
そもそも、なぜ朗読をやってみようと思ったかと言えば、もっと自分の音楽を聴いていただく機会を広げたいと思ったからです。例えば自分で朗読してそこに自分の曲をBGMとして入れて、YouTubeにアップするとか。朗読作品が青空文庫に出てるような著作権切れたもので、有名なものなら、聞いたことない私の曲よりも、検索で見つけられる可能性も高いかなと思ったり。
また、ただ自分で朗読して曲を入れるなら一人でできるけど、朗読する人たちと出会えば、中には朗読の後ろで弾いて欲しいという人がいるかもしれないと、自分の都合のいい展開を想像してみたり。
まあ、そんな動機で行きはじめてみました。教室をされている時で都合が合えば参加できるので、わりと自由な感じです。
体験の時は、発声練習などは一緒にして、一人一人の朗読の時は聞いていました(この時は先生と私以外5人)。今日は、私も朗読することになるので、何を読もうか昨日くらいから考えていましたが、4~5分くらいで読める適当な長さの読みたいものが見つけられず(探してる時間があまりなかった)、結局昔書いた自分の作品を読むことにしました。まだうちの子が小学生だった頃に、「いまむら文庫」というのを夫と作ってまして、(私が話、夫が絵)今でもネット上に放置されていますが(笑)、その頃に書いたものです。当時はブログはまだなく、でも自分の思ったこと、感じたことをお話に語らす方が好きでした。子育ての中で思ったことが多かったと思います。
皆さんの上手な朗読を聞いた後、最後が私の番でした(今日の参加者は先生以外に4人)。いまむら文庫の作品を書いていた頃の後半は、だんだんと関西弁まじりのお話が多くなっていました。今日読んだのも、そんなセリフの多いお話です。このお話を含む5話をまとめてずっと前に冊子を作っていました。まさか、ずいぶん昔に書いたものを人前で読むことになるとは思っていなかったのですが、これも朗読のクラスに参加したからで、人生の展開はわからないものだなとつくづく思います。
さて、初めての人前での朗読はどんな気分だろうと思っていましたが、どこか人前で自分の曲を弾くのと似たところがある。作品も含めたパフォーマンス。どう表現しよう?どう伝えよう?と言ってもこのお話は今朝一度家で読んでみただけなので、人前で読んでみて、これはもっと何度か読んだ方がもっとうまく表現できそうだと思いました(当たり前か!)。特に、セリフの部分は、関西弁であるけれど、普段話すのと読むのとでは多少違うから、そこをさらに自然に言うには練習がいるなと思いました(関西人が関西弁を練習するというのは妙な感じですが)。それでも、関西弁の方が気持ちが入る!なんかお芝居をしているような気分で楽しい!(吉本みたい?)緊張は、やはり人前で演奏してるからか平気、どう演じようか考える余裕もある。思った以上にはまった感がある(笑)。
でも、各人持参作品の朗読が終わった後、先生が準備された手紙の朗読というのがあって、これは大変でした。この手紙はラブレターだったかな?そんなテーマの手紙コンクールで入選した人たちの書いたものです。そのラブレターは親だったり、友だちだったり、色々な人達に向けて書かれているのですが、もうすでにいない人への思いを書いているものばかり。これは、やばい(-_-;)。順番に一つずつ読んでいったのですが、女性は途中から涙、涙。私の番が回ってきて、読みはじめましたが途中からこみあげてきて読めない。「がんばって」と励まされ、なんとか涙声で読み終えました。(^_^;)
まあ、わくわくしたり、涙したり、色々あって1時間とは思えないほどでした。
朗読と音楽を合わせた作品を実際作るのか、パフォーマンスがかなうか今のところわかりませんが、「朗読」そのものの魅力にちょっと心動かされている感じです。