6月10日(日)、デイサービスの施設に伺って音楽イベントをしてきました。福祉関係の仕事をしている幼なじみがこの施設の代表Kさんと知り合いで、間接的に依頼を受けました。
イベントに参加されたのは通所者さん10人ほどと、別の場所で福祉関係の仕事をしていらっしゃる人たちが友だちも含め(別の中学の時の同級生も)6人ほどと、スタッフや関係者などで、合わせて20人ほどだったと思います。
事前の打ち合わせで、2時間ほどの通所者さんたちの滞在のうち、音楽イベントは30分ほどと伺っていましたので、7曲ほど歌ってもらって(私は伴奏)、その後のくつろぎタイムにBGMでも演奏しましょうかということになっていました。
予定通り30分は皆さんご存知の懐かしの歌を歌っていただきました。そして、その後コーヒータイムに入るということで、BGM弾きましょうか?と言うと、Kさんがとりあえずお茶にしましょうと言われるので、私も皆さんと一緒にコーヒーとお菓子をいただきました。
しばらくして、では演奏お願いできますでしょうか?と言われ、もともとBGMのつもりで自分のオリジナルをひっそり弾く予定だったのですが、では、オリジナルですがと言っておしゃべりも交えつつ3曲ほど弾いて、さて私はずっと弾いててもいいんですが、どうしましょう?と尋ねたりしていると、リクエストが出てきたのでそれに応えたり、適当に皆さんがご存知だろうという曲(クラシックも交え)を弾いたりして進めていきました。
そうやって、なんとなくずるずると、Kさんの意向も伺いつつ、皆さんの滞在時間いっぱいまで演奏したり伴奏したりして、一緒に音楽の時間を過ごすことになりました。
皆さんからは、「生のピアノの音が聴けてよかった」「豊かな時間を過ごせた」「次はいつ?」などなど好意的なコメントをいただき、とてもうれしかった。友だちも「伴奏があれば歌えるね」と喜んでくれて何より。皆で歌う機会ってなかなかないですもんね。
今回結局1時間と45分くらい弾いていたわけですが、オリジナルは3曲にしておきました。聴いてくださっている方との距離が近く、イベントは対話しながら進めていったのですが、やはりきっと知っている曲の方が楽しんでいただけるだろうなと思って、なるべくそういう内容にしようと試みました。
こんな風にその場に合わせて内容を変えるようなスタイルは初めてですが、とても楽しかったし、良い経験にもなりました。