月別アーカイブ: 2020年2月

録音はまだまだ続くよ

録音、いい感じでできそうになっていると書いて早10日以上たちました。未だにマイクの位置やボリュームの調整などが定まりきっていません(汗)。これくらいでいいかなと思って次の日に録音するとまた違う風に感じられたりするし、日々試行錯誤です。

とりあえず録ったものを今度はどう仕上げるか。生楽器の音をそのままというわけにはいかず、デジタル音源として聴きやすいものに調整しなければなりません(ミックスとマスタリング)。バンドなどの場合は各楽器のバランスとか別の問題がありますが、ピアノソロの場合、きついとこは抑えるとかこんな風に聞こえて欲しいというイメージのもと調整します(実際よりうまく聞こえるとかそういうことはないと思います(笑))。けれども、この作業は編集初心者には難しいです。どの周波数をどうすれば思っているような音になるのか。ある程度経験を積まなければわからないことだと思います。

ところが、テクノロジーの進化によりに作り手とって強い味方になるツールも色々出てきているんですね。もちろん、熟練のエンジニアさんには及ばなくとも、そういう人にお願いできないような余裕のない作り手のとりあえず味方となってくれるような。

今回まずは、新しく買ったオーディオインターフェースにプロのエンジニアによるプリセットのエフェクトが入っていて、しかもピアノという選択肢もあり、とりあえずそれは入れて録音しています。そして、色々調べている中で、興味がありしかも評判もわりと良いAIによるミックスとマスタリングのソフト(グレードの下のもの)も海外のサイトで格安で手に入れました。でもそれは無料のStudio One(編集ソフト)では使えないので一つ上のグレードのものも同じ店で買いました。

早速パソコンに取り込みましたが、マスタリングの方のプラグイン(Ozone 9 Elements)をStudio One Artistが認識しません(汗)。とりあえず、ミックスのNeutron 3 Elementsを試してみました。すると、検索したあちこちのサイトに書いてあった通り、10秒ほど曲を聴いたのち、自動で最適な音質に調整してくれました。元よりは良くなっている感じです(そうでないと困る)。イコライザー(周波数帯域を上げ下げして音を調整するエフェクト)の曲線を見て、こんな曲線を思いつくには何年かかるだろうと思いました(笑)。オーディオインターフェースのエフェクトの曲線を見ても思いました。私には思いつかない(汗)。

専門の方の話ですと、これは優秀だけれどあくまで参考にするためのミックスということのようですが、私がやるよりもはるかにいいはずなので、これを触るということは当分ないと思います。本当はもう少しこんな感じというイメージもあるのですが、どこを触ればそうなるのか絶対わからない。今後、選択肢として上のグレードのものを使うことはあるかもしれませんが、生楽器の録音のミックス、マスタリングでそれが必要かどうか、今のところわかりません(わからないことだらけ(笑))。

ここ1ヶ月ほどやってみたことは、録音の質を上げるためにマイクを買い、オーディオインターフェースを買い(壊れたからですが)、音を整えるためのソフト類を買い、オーディオインターフェースについていたDAW(編集ソフト、Cubase)も試し、それらについてひたすら調べまくりという感じです。色々と買ってますが、それも上を見たらもっともっといいものがあり(ピアノそのものも含め)、今できる範囲のことです。

やりたいのは表現であり、編集ではありません(笑)。でも、直接届ける(生演奏)ことができる人は限られているし、しかも私の音楽を聴きたいとは限らないし、配信でなるべく広く、遠くまで多くの人の耳に触れるように発信したい。世界の中に、あっ、これいいなと思ってくれる人がいることを想像するのは素敵です(SHAZAMというアプリをご存知でしょうか?これはBGMなどで流れている曲が何か探してくれるアプリです。これで私の曲を見つけてくれている人もいます)。これまで編集はスタジオでやってもらっていましたが、とにかく自分のペースで、よりこだわってやりたい。そのためには、今やっていることはどうしても必要なんですね。得意なわけじゃなく大変だけど勉強にもなるし、配信で音楽を届けるのに、自分でその最終の音の仕上がりについて考えるのは悪くない。

録音と編集、まだまだこの形でやっていこうというところにたどりついていません。マスタリングのプラグインをStudio One Artistが認識しない点についても、買った店に問い合わせ中です(アメリカです)。日本の代理店に問い合わせたら、私は自分で個人輸入したわけだから答えられないということでした(普通に買ったつもりですがそういうことだったんです)。でもヒントはいただきました。さらに追加のソフトが必要な可能性ありです(汗)。

引き続き、根気強くやっていきます! 今日は雨降ってるので、録音はできませんでした(スタジオじゃないので雨の音が入る恐れあり)。

2月、寂しい花壇に色どりを添えるクリスマスローズ。

「絶対できない」ことはなかった

5年ほど前から曲を作るようになりましたが、それ以前、作曲なんか絶対できないと思っていました。そういう能力もないし、そもそもその頃はクラシックを主に弾いていて、まだまだ弾いたことのないクラシックの素晴らしい曲がたくさんあり、仮に私が曲を作ったとしてもあまり意味ないんじゃないくらいに思っていました。

でも、編曲(伴奏のための)を頼まれたことがきっかけで、自分で考えて作ってみることの面白さに目覚めました。そして、編曲より作曲の方が面白そうと思って、ある日曲を作りました。確か10分ほどで3分ほどの曲が自然と生まれました。ほとんど即興を書き留めたようなものです。でも、8小節ごとにカデンツでおさまっているような普通の曲としての体裁を持っていました。それくらいのものは、楽器をやっていれば簡単にできるものなのかもしれない。そんな風にも思いましたが、これで味を占めました(笑)。

以前、久石譲さんの本を読んだことがあるのですが、1曲くらいは誰でも作れる、継続していけるかどうかが大きな違いというような意味のことを書かれていました。それで、私はどうだろうなと思っていたんですが、結局作り続けています(大したものではありませんが。そして山ほどボツにしています(笑))。そして、作っていく中で、以前とは違うように考えるようになっていました。世の中、傑作、素晴らしい作品はたくさんある。でも自分のオリジナルというものは自分にとってとても意味のあるものだということです。自分の分身であり、自由な表現の形であるということです。なので、そもそも比べる対象ではない。優劣決めることだけに意味があるわけでもない。

絶対にできないと思っていたことが、ある時から自然にできるようになったんですね(出来栄えとかは抜きで)。

また、最近では昨年末、2回ほどDTMを習いに行ったんですが(レッスン料高いのでもう行かないと思いますが)、その時先生と色々話していて、将来は自分でピアノの録音もできればいいと思ってるんですがと言うと、それをまずやればどうですかと言われました。でも、その時それはまだ無理と思ったんですね。それは以前あまりうまくいかなかったからなのですが。

でも、結局すでにピアノの録音に取り掛かっています(笑)。無理という思いよりやりたい思いが強かったんですね。1週間ほど前に「さっそくとん挫!」という記事を書きましたが、その後、私の持っていたオーディオインターフェースは壊れていたことがわかり、仕方なく新しいオーディオインターフェースを買いました。前のと同じシリーズの最新版です。すると、こちらの方が私のパソコンとも相性が良さそうで、スムーズにいき、音も良くなり、録音はいい感じでできそうになっています。一時はどうなることかと思っただけに、とても喜んでます。まだ仕上とか色々課題はあるのですが、一応前に進んでいます。

というわけで、「絶対できない」「無理」というのは案外、そうでもないこともあるな、というのが私の経験上思うことです。そう決めつけることは、その可能性を邪魔するかもしれないから、早くに結論付けてしまわなくてもいいかもしれないなと思っています。

ピアノの横にこれだけ置いておけば録音できる。

 

ライブでハプニング!

昨日は、嵐山のライブレストラン音やでライブに出させていただきました。先日ブログにも書きましたが、鹿児島でシンガーソングライターをされているYOKOさんのお誘いで出ることになりました。

他に二人のシンガーソングライターさんと一緒で、一体どんな感じになるのかなと思っていましたが、全く予想もしてなかったことが起こってしまいました。

ライブの出番はYOKOさんが一番。次が私。YOKOさんの音楽はネットを介して聴いたことがあったんですが、改めて直接聞いてとても優しい音楽でいいなと思いました(キーボードで弾き語り)。YOKOさんの作り出す穏やかな空気に包み込まれるような気分でした。なんかちょっとおセンチムードが始まってたんですが(やばそう?)、途中で私たちの元々の出会いのきっかけであった「いまむら文庫」(ずっと以前私がお話を書き、夫が絵を描いていた絵本のサイト)の「月のひかり」を朗読してくださったんです。しかもそのためにBGMも作って録音してそれを流しながら。もう、うるうるしてしまって、きっと他の人とは全然違った心境でそれを聴いていたと思います。

YOKOさんの出番が終わり、私の番になりました。演奏の前に、YOKOさんが朗読してくれたお話を直接聞いて感じたことを話そうとしたら、もうこみあげてしまって話せない(汗)。どうしよう、ああ、事故です(笑)、と言い訳のようなことを言いながらなかなか収まらなくて(涙)困っていたら、「いいのよ、それで」と励ましてくれる優しいお客さんも。とにかくトークになってないトークを切り上げ、演奏を始めました。弾くのは大丈夫(鼻をすすりながらも)。その後のMC(おしゃべり)はなんとか普通に戻りました。

まさか、自分の前の人の演奏にこれほど大きく影響を受けるとは。もともと、シンガーソングライターさんたちの間で、音楽的にも浮くかもと思ってましたが、さらに変な目立ち方をしてしまった?(汗)

今回初めてYOKOさんに実際会って色々話しましたが、音楽や表現に対する思いなど共通する部分も多く(名前も!)、お互いこれからも頑張っていこうねと励まし合ったのでした。

左から、たなかきょうさん、わんちさん、YOKOさん、私。

さっそくとん挫!

先日、マイクを買って試し録音をした後、とにかくDAWソフトのStudio One(フリー版です)のことをある程度わかってないと録音時の設定やら、その後の処理やらに困るだろうからと300ページ以上のマニュアルを読み進め(必要な箇所だけ読もうかと思ってたけど、わりと気になる箇所が多い。マニュアルは翻訳されたものか?わかりにくい表現も多いような。それで検索をするとそれをわかりやすく解説したページを見つけたり見つけられなかったり。とにかく時間がかかる)、3分の1近くまできたあたりで、とにかくまた録ってみようかと、今度はマイクの設定を変えたりしながら、やってみました。すると初めて録ってみたときよりも、いい感じです。それでもやはりマイク2本で録った方がいいかなと、夫のアドバイスなんかもあって、元々持っていたマイクもサブで使ってみようかなということになりました。それで、早速マイクスタンドとケーブルを買いに走り、どんな感じに録れるだろうかとわくわくしながら、録音しようとオーディオインターフェース(マイクとパソコンの間につないいでデータを変換する機材)に2本のマイクをさして、さあ録ろうとすると今度はStudio Oneが反応しない。それで色々触っていたら、パソコンがオーディオインターフェースを認識していないことがわかりました。

この2本のマイクはコンデンサーマイクというもので、それを使うためにはオーディオインターフェースの+48Vのスイッチをオンにしなければなりません。そうするとパソコンが認識しなくなる。このスイッチをオフにすると認識する。オフにしたらマイクが使えない。というどうしようもない状況になっています。そして、通常ついていないはずのPEAKランプもつきっぱなし。さらに、+48Vのスイッチをオンにしてもオンのランプはつかない。もしかして、壊れた?(;’∀’)

検索しまくったけどわからないし、十字屋に問い合わせました。それで土曜日だったからメーカーやお休みだし月曜は担当の人休みで火曜は祝日で、水曜以降にならないとわからないということで、今録音は中断しています(涙)。

今年に入ってから、ストリーミングの方も数字が伸びていて(特にApple Music、Line Musicあたり?配信先はたくさんありますが、速報レポートが確認できる所は限られています)、早く新しい曲を配信したいので余計に焦ります。

また水曜以降、どうなるか? はたして録音は成功するのか?(笑)。

 

 

ライブのお知らせ

2月15日(土)に嵐山のライブレストラン 音や でライブに出ることになりました。誘ってくださったのは鹿児島のシンガーソングライターのYOKOさん。YOKOさんとはもう十何年(よく覚えてない)以上前からのお付き合いです。当時、YOKOさんは鹿児島のラジオでDJをされていて、ネットで、私の書いたお話を見つけてくださって、ラジオで朗読をしてもいいですかとメールか電話で(どっちか覚えてない(;’∀’))尋ねてこられました。もちろん、喜んで「読んでください」とお応えしました。その後、何度か朗読をするたびに連絡をくださり、やり取りをしていました。シンガーソングライターとして活躍されているのも知っていて、ずっと前に、いつか私が鹿児島へ行ったら一緒にライブしたいですね、とか話をしていました。

そして、しばらく間があいていましたが、先月連絡をくださり、2月に京都へ行ってライブをするんですが一緒に出ませんかと誘ってくださいました。出ます!と二つ返事でお受けしました。2月はピアノの宅録に取り組むためにいるか喫茶バーの演奏をお休みするんですが(多分新曲作りは滞るので)、せっかく京都まで来てくれるのだからと迷いませんでした。

というわけで、私の鹿児島行きが実現する前に、私の知らなかった地元京都のライブレストランに鹿児島のミュージシャンのお誘いで出るということになりました。あと二人一緒に出られますが、皆さんシンガーソングライターさん。私はちょっと浮くか?(笑)

ライブレストラン 音や は残念ながら3月で閉店となるそうです。ライブ、良かったらお越しください。

YOKOさんが作ってくださったちらし

マイクを買いました

昨日、ついに十字屋三条店で取り寄せてもらったマイク(前回ブログに書いていた)を買いました。アマゾンとかだったらもっと安いんだけど、いくつかのマイクをセレクトしてもらって、さらに様々なアドバイスをいただきましたから、感謝の気持ちを込めて買いました(笑)。今後買い足さなければならないものがあっても、また相談しやすいですし。

家に帰って早速Macとオーディオインターフェースとマイクをつないで録音。それで聴いてみたら、うーん、こんなもんかな?(;’∀’) それでよく見ると、マイクの小さなランプが点灯しておらず単にGarageBandに直接録音しただけでした(笑)。それでオーディオインターフェースの切り替えスイッチを入れ、マイクのランプが点灯するのを確認し、改めてGarageBandの設定を見てみると、オーディオインターフェースを認識していない。キーボードだといけていたのに、この組み合わせだとなぜかだめ。少し調べてみたけどうまくいかないので、今度はWindowsを持ってきてすでにインストール済みの一旦あきらめたStudio Oneを使って録音してみたら、できました。音は、そうですね、まだ少しわかりません(;’∀’)。マイクの方で細かい設定ができるし、マイクの位置とか、Studio Oneの設定とか、色々もっと試してみてからでないとわからないはずと言い聞かせています(笑)。良くないと困ります。高かったし(涙)。ただ、本当は2本で録音する方がよりいいんでしょうね。一応1本でもなんとかなるんじゃないかというマイクだそうです。

さて、DAWをどうするかというのは悩ましいとこです。もう少しGarageBandで粘ってみるという手もあるけど、のちのちの編集のこととか考えるとやはりStudio Oneの方がいいのかなと思ったりするので、そっちの方向で進めています。フリー版ですが300ページ以上(!)のマニュアルが用意されていて以前すでにダウンロード済みなんでばっちりです(笑) (;’∀’)。まあ、とりあえず必要な箇所を読めばいいんでしょうけど。録音したものをStudio Oneでミックス、マスタリングするための知識が必要です。しばらくはStudio Oneでやってみて、また状況しだいでは変える可能性もあるかな。

近頃では、ミックスもマスタリングもAIでかなりのところまでやってくれるプラグインもあることはチェック済みなので、頼りたいな~と思ってます(笑)。

音楽配信もマスタリングをやってくれるところもあるし、次はそこからストリーミング配信してもいいかなと考えています。

肝心の音源を録音して整えられるか、これから長い挑戦が始まる予定です。苦労は目に見えている(笑)。またそのうち経過報告するつもりです。

AKG(アーカーゲーと読むそうです) C414-XLS