音楽は抽象的ですよね

今晩(24日のこと。今は25日1時すぎ、眠い!)は、いるか喫茶バーでBGM演奏をしてきました。今回は編曲ものなしで、20曲弱ほどオリジナル。
そのうち、わりと新しい3曲はまだタイトルが決まってなくて(とりあえず番号をつけてます)、いつものことですが、困ってます。以前も書きましたが、タイトルを決めてから曲を書くことはあまりないので、あとから決めるのですが、この抽象的なものにタイトルをつけるのがとても難しいといつも感じます。音楽を言葉に置き換えるのは無理があると基本的には思っています。それでも、タイトルがないと自分でもどれがどれだかわかりにくい。なんとか、名前をつけてしまえばだんだんふさわしく思えてくる。そういう理由で今のところどれもタイトルをつけています。
来週は久々に録音をするので、それまでにはなんとか決めたいのですが💦

今、『西洋音楽史』(岡田暁生著/中公新書)という本を図書館で借りて読んでいます。ダルクローズリトミックの先生に教えていただいた本です。このタイトルでは自ら手に取ることはないと思いますが(平凡なので)、面白そうだなと思って借りてみました。まだ途中ですが、やはり独特の視点が面白いです。色々勉強になるので資料としてまた買ってもいいかなと思っています。
ロマン派のところで、次のような箇所があります。

「十九世紀に入って、とりわけドイツ・ロマン派の詩人たちの間で、純粋器楽曲崇拝とでもいうべきものが生じはじめる。彼らは芸術の中にあらゆる現実=具象を越えたものを求めてやまなかった。(中略)
諸芸術の中でただ音楽だけが、それも器楽曲だけが、具象界を超越することができる。その漠たる抽象性のゆえに無限に想像力の翼をはばたかせることができるのだ。」

まあ、とにかく言葉を使わない音楽は抽象的であることに関する記述を見つけて、そうそうと思っているのです。

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