8月頃、前から夫が気にしていた室内の二酸化炭素濃度を測るため、測定機を買いました。初めて測定してみた時は雨が降っていて、いくつかの部屋の普段開けている上部の小窓を閉めていましたが(クーラー使っていても換気のため開けている)、各部屋の給気口は開けたままで換気扇が一つ回っていました(うちは2階がメインで2階で測定)。
測定機の数値を見るまでは、この状態で問題ないと思っていました。ところが、なんと1200ppmを超えていて「換気が必要」というランプが点滅している!
取扱説明書によれば
400~600ppm 正常値 GOOD
601~1,000ppm 濃度の上昇に注意 NORMAL
1,001~1,500ppm 換気が必要 POOR
1,501~1,999ppm 高濃度CO2すぐ換気! SERIOUS
2,000ppm以上 高濃度CO2すぐ換気! SERIOUS !マークが1秒間隔で点滅
雨は降っていましたが、慌てて掃き出し窓などあちこちの窓を開けてしばらく測定機を眺めていると、少しずつ数値は下がっていき700ppmをきりました。NORMALを保つには常時家中の窓を開けとかなければならない?と思いましたが、その後、いつものように大きな窓は閉めていても小窓と吸気口を開けておき、換気扇一つ回しておけば500~800ppmくらいに保てることがわかってきました(最初の1,200ppmは謎ですが)。それでも娘と孫が来たりするとすぐに数字ははね上がって1200~1500くらいになります。赤ちゃんでもけっこう二酸化炭素出しているんですね。家族が多い人は注意が必要かもしれません。
色々調べていると、室内の二酸化炭素濃度は1,000ppm以下にするというのが基準になっているようです。外気では400ppmほどです。京都市の地下街は基準値600ppm以下と書いてあったと夫から聞きました(また見てみます)。
何時間か家を留守にして帰ってくると、室内は外気と同じ400pmまで下がっています。
帰宅後、試しにピアノの部屋(基本防音のため窓も扉も閉める)で1時間、弾きつつ測ってみました。私一人で1時間で800ppmを超えました。当然換気をしなければ上がる一方です。2時間なら1,000ppmを超えることは想像できます。これまで1,000ppmを超えている中で一体どれくらい過ごしていたんだろうと思い、愕然としました。録音に集中している時など何ppmまでいってたんかな?危なかったかもしれない(汗)。確かにこれまで何度もピアノの前に座っている時に抗いがたい睡魔におそわれ椅子から落ちそうになったことがあり(笑)、「酸欠」が頭をよぎったことはありますが、今ではそうだったんじゃないかと思えます。これからは常に換気扇をまわすようにします。
あと、寝室も要注意です。寝ている時は長く同じ場所にとどまっていることになるので、その部屋の濃度は上がります。うちでは別の部屋の換気扇を回して空気の流れを作っています。
料理中や暖房などもCO2濃度が上がるので換気は必須ですが、その必要性が今回よくわかりました。
それと気になるのはマスクの中のCO2濃度です。
呼気に含まれるCO2は安静時で10,000ppm、運動時にはその何倍にもなるそうです。
マスクで気分が悪くなるという話をたまに聞きますが、二酸化炭素中毒の可能性もあるのではないでしょうか。自覚症状がなくても、換気が必要な1,000ppmを超えている可能性はありそうです。元々、マスクは毎日長時間、何か月も何年も着け続けるということを前提にはしていないのではないでしょうか。マスクしている人も減ってはいますが、酸欠状態が長く続くことによる影響が気になります。興味のある方は検索してみてください。いくつか関連するサイトが見つかります。