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ピアノに合わせてあそぼう(12/11)

今日はじゅらく児童館のピアノに合わせてあそぼうの日でした。クリスマスの曲をたくさんやりました。 1歳児が0歳児に優しく接していたり、0歳児が周りの赤ちゃんや大人に興味を示したり今日も微笑ましい様子がたくさん見られました。
(12/11ツイートより)

リトミックについて、もう少し

前回、少しリトミックについて書きましたが、その後、読みかけで置いていた『音楽表現』(福村出版)という保育者向けに書かれた本を開いてみました。ちょうどしおりを挟んでいた所がエミール・ジャック=ダルクローズのリトミックについて書かれている箇所でした。
また、本棚にもリトミックに関する本が何冊かあるので、久しぶりに開いてみました(関心が薄れていましたが、一時はわりと調べていました)。
前回は、記憶している範囲を元に書きましたが、まずダルクローズのリトミックについて簡単に書いてみたいと思います。本によって少し表現が違いますが、まず『音楽表現』の内容を参考にします。

ダルクローズのリトミックの3要素は、リズム運動、ソルフェージュ、即興演奏です。

・リズム運動は身体運動を通して行います。
 身体運動には次の3原則があります。
 ①時間:長い(遅い)・中・短い(早い)
 ②空間:広い・中・狭い
 ③エネルギー:大きい・中・小さい

・ソルフェージュは歌うことにより、音の高さ、音の関係、音の質について聴き分ける力を養います。

・即興演奏はリズム、ソルフェージュを融合させたピアノによるその場での作曲です。

これらの内容は、私が参加していたダルクローズのリトミック研究会でのレッスンの内容と同じだと思います。

で、子どもに向けたリトミックはこれらを元に、子どもができる内容に変えることになりますね。

それについては、『1~5歳のかんたんリトミック』(ナツメ社)の中に書かれています。

・リズム運動:歩く、走る、跳ぶなどの動きの中から音楽的な感覚を味わう。

・ソルフェージュ:リズム運動の体験を音と関連付ける。旋律に合わせ体を動かすなど。

・即興演奏:リズム運動、ソルフェージュの体験をもとに自分なりの表現をする。

こちらの本の具体的な内容を見ていると、いつも児童館でやっているような歌と手遊びも出てきます。子ども向けの音楽遊びにはあまり意識はしていなくてもリトミック的な要素は含まれているわけですね。この本は何年も前に目を通しているので、当時も同じように思っていたかもしれません。

リトミックは一つのメソッドで、他にも子ども向けの音楽メソッドはあります。
コダーイのメソッドがあることは保育士試験の勉強で知りました。『音楽表現』はコダーイのメソッドについて知りたくて見つけた本です。
詳しく知りませんがオルフのメソッドもあります。

これらは手段で、結局子どもにとってどのような音楽遊びが楽しくて望ましいのかというのが大切で、よいと思えることは取り入れればいいのかなと思います。

児童館でお手伝いしているイベントでは2歳までの乳幼児が多く、できることも限られていますが、もしまた別の場所などで機会があればもう少し違った内容も取り入れられたらと考えています。

リトミックとは?

子ども向けの音楽イベントに携わっている話をすると、かなりの確率で「リトミックですか?」と聞かれます。そのたびに、「いえ、リトミックではないです」と答えています。ところで、何をもってリトミックと言うんでしょうか?

何年か前に、ダルクローズ国際免許を持った先生のレッスンを受けていたことがあります(「「即興」について考える」)。エミール・ジャック=ダルクローズはリトミックを開発した人ですが、彼自身が定めたという免許(資格)を持った先生の研究会の月例会に参加することでリトミックの本質に近いことが学べるのではとトライしてみました。内容はリトミック、ソルフェージュ、即興、鍵盤和声、指導法などでした。結局半年ほどでやめたので大体の雰囲気をつかんだ程度です。

リトミックで調べてみると、色々出てきます。実際のレッスンでは民間のリトミック資格を持ってレッスンされている方、資格とかなしでされている方、色々いらっしゃいます。そのためやり方も様々なようです。ですので、私が児童館で職員さんと一緒にやっているイベントのような、ピアノに合わせて歌ったり手遊びしたり体を動かしたりするのも、ちまたで言われるリトミックと言えなくもないかもしれません。特に0歳から1歳代くらいまでですとできることも限られていますし。多分違いと言えば、ある程度目的意識を持って子どもたちに働きかけるかどうかではないかと思います。即興的な要素もリトミックの特徴でしょう。

音楽遊びというよりもリトミックと言う方が、何か教育的な響きがあるのかもしれません。子どもたちの能力を伸ばす方向に導いてくれる、より価値のありそうなこととして。昔よりも幼児教育の低年齢化も進んでいて、興味を持たれる方も多いかもしれません。

子どもたちへの働きかけですが、私は、楽器が演奏されている、周りの人たちが歌っているというその環境がすでに働きかけになっていると考えています。そんな中で気持ちが高揚したり、歌ったり体を動かしたくなったり自然に音楽環境に反応する、自発性のようなものを大切にしたいと思っています。リズムについてはワクワク感を引き出す方向で少し意識していますが(笑)。あまり反応しない子がいてもそれはそれでいいのです。まだよくわからない、そんな気持ちになれないというのも自然なことです。

また、即興的な音楽ではなくなるべく皆が知っている歌を歌うことで、音楽を共有する楽しさが感じられるのではと考えています。

リトミックとは何かと簡単に説明することは難しいのではと思いますが、私のやっていきたい子ども向けの音楽イベントはやはりリトミックというより音楽遊びかなという感じです。ただ、今後イベントによってはリトミック的な要素をもっと取り入れたりする可能性もあるかもしれません。また色々学びつつ、子どもにとってのよりよい音楽体験について、私なりの考えをさらに深めていければと思います。

ピアノに合わせてあそぼう(10/2)

今日はじゅらく児童館の「ピアノに合わせてあそぼう」の日でした。今日はかわいいマラカスを持ってきている2歳児ちゃんがいて、音楽に合わせてふっていて、そこに0歳児含む他の子たちが寄ってきてというのが面白かった。乳児同士の見つめ合いとか💕、何を感じているのだろうといつも思います。
(10/2ツイートより)

ピアノに合わせてあそぼう(9/11)

今日はじゅらく児童館のピアノに合わせてあそぼうの日でした。 今月の季節の歌の中に「月」(出た出た月が~)がありましたが、知らないお母さんが多かったようです。 時々ジェネレーションギャップ(のせい?)を感じます。
(9/11ツイートより)

幼児のピアノコンクール

幼児のピアノコンクールへの参加。何を競わせるのだろう?昔に比べ何でも早いうちから始めるようになっていますが、心と体(理解する力、骨など)がまだ十分に発達していないうちからレッスンを始め、まだ音楽についてよくわからないうちから音楽で競わせることは良いことなのだろうか?
(8/26ツイートより)

ゴダーイの音楽教育

コダーイの音楽教育というのは音楽を教えるというより、音楽で教える(内面を育てる)というものだそう。音楽が内面に与える影響を考えた時、どう教えるかというのは特に子どもにとってとても大切なことだと思います。コダーイの音楽教育に関する本もあるのでまた読んでみたいです。
(8/12ツイートより)

丸善でコダーイの音楽教育について書かれている本がないか探す。 保育関係の棚に一冊だけ音楽表現に関する本があり、コダーイの音楽教育について数ページ書かれていました。他にも興味深いことが色々。 役立ちそうです。
(8/13ツイートより)

コダーイの考えでは、まずは母国のわらべうたから始めよということです。 乳幼児へは5音音階のわらべうた(童謡も含む)から始めることがよいことや、この本の副題に書かれている「声から音楽へ」ということについて、これまで保育所のイベント等でお話させていただいていますが、さらに学びます。
(8/14ツイートより)

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コダーイ

保育原理の中で紹介されている思想家の中にコダーイがあってちょっと驚きました。彼の作品はほとんど知りませんが音楽教育家でもあったのですね。早速検索して聴いた音楽に涙。
(8/10ツイートより)

ピアノに合わせてあそぼう(7/10)

今日はじゅらく児童館の「ピアノに合わせてあそぼう」の日でした。0歳から2歳までの子供たちでにぎやかでした。歌、手遊びの曲目は、たなばたさま、きらきら星、海、きゅうりができた、こぶたぬきつねこ、かもめの水兵さんなどなど。演奏はハイドン、モーツァルトでした。
(7/10ツイートより)

なぜその歌が?

最近ツイートばかりのせていましたが、久々にちょっとブログを書きます。

さっき、頭の中に『オリビアを聴きながら』が流れていて、ああこんな曲もあったなあと歌いそうになりましたが、えっ、なんでこんな古い曲が唐突に流れているのだろうと一瞬考えました。それで、その時ジャスミン茶を淹れているからだとすぐに気づきました(知らない方も多いかもしれませんが、この歌の中に「ジャスミンティーは眠り誘う薬」という歌詞があります)。

何かのキーワードをきっかけに忘却の彼方にあった歌が引きずり出されてくる。こういうことはこれまで何度もあります。皆さんも経験ありますでしょうか?

記憶のあいまいさというのは、頭の中には経験したことが全部入っているけれど、それを引き出す時に生じるようです。忘れたというのは覚えたことがなくなったのではなく、出してこれないというわけです。
今でも口ずさめるような歌というのは、一度や二度ではなく何度も歌っていたはず。しっかりと頭のどこかにあって静かにしているだけ。だから、たった一つの言葉をきっかけにすぐによみがえってくるのでしょう。

それにしても、いつも歌が先、しばらく不思議に思ってから後でそのきっかけの言葉に気づいて笑うのです。