ピアノを弾くというのは

しばらく弾いてなかった曲を、ふと弾きたいなと思った時、少し期待感があります。しばらく弾いてなかったら忘れてる所もあって、スムースに弾けないということもありますが、そんなことよりも、その間の自分の成長(歳をとるにつれ内面が成長してるはず!?)がきっと表現に反映できると思えるからです。実際、以前とは違う弾き方になっていることが多いです。それが実感できた時は、やはりうれしい。前はなんかもひとつ美しく弾けなかったけど、もしかしたらもっと美しく弾けるかもしれない。
最近ではブラームスの間奏曲を久々に弾きました。以前との違いを確かめるように弾きながら、作曲家の音楽の世界に改めて自分を反映させているような感じです。ピアノを弾くというのは、音楽を通して自分を見つめなおす行為のようにも思えます。