『赤ちゃんは何を聞いているの?』(呉東進著)の中に、リズムについて書かれている部分があります。
生まれて2~3日の新生児の脳もリズムに反応することから、リズムに対する感覚はある程度生まれつき備わっていると考えられるようです。そして、9か月くらいになると、音楽に合わせ体を揺らす子も出てくる。1歳を過ぎると、音楽に合わせて踊りだす子も出てくる。
今日は児童館の『ピアノに合わせてあそぼう』の日でしたが、今までもそういう様子は見ていますし、今日もフニクリフニクラの替え歌『オニのパンツ』の伴奏をしていると私のそばで縦に体を動かしてリズムをとっている子がいました(かわいい!)。以前からリズミカルな曲は、みんなのってるなという感じはしていましたし、私自身も楽しんでリズムを意識した伴奏をしています。
この本にはさらにリズムを感じた時の頭の中の様子について書かれています。つまり、単純でわかりやすいリズムの音楽を聞くと、体がじっとしていたとしても、脳の中の運動の調節を行っている部分の活動が活発になり、運動の準備をしているような状態になるということです。子どもに限らず、リズミカルな曲を聞くと自然に体が動くような感じになるのはそういう理由であったのか、と納得です。リハビリなどにも取り入れられているようですね。
来月は保育所の子育て講演会で1時間イベントをやらせていただきますので、その中でリズム遊びもやります(こちらは生ピアノだからいつもよりさらに盛り上がるはず!(笑))。赤ちゃんと音楽の関係についても話します。
大人も子供も一緒に楽しい音楽の体験を共有できればと思いますし、特に子供にはそういう経験をたくさんしてもらってこれから生きていく中で心の糧となればいいなと切に願います。