今日は京都市立芸術大学の附属図書館まで行ってきました。探している本が何冊かあったのですが、どれも出版されたのがずいぶん昔で、本屋さんにはもちろんなく、市立・府立の図書館を検索しても見つからず、学術書のデータベースをネットで調べていたら京都では芸大などにあることがわかりました。
そのうち『和声の変遷』(Ch.ケクラン著)と『近代和声学』(松平頼則著)は図書館の書庫から出してもらいました。あとは本棚をチェックして目当ての本やそれ以外の面白そうな本を何冊かぱらぱらとめくったり、気になるところは読んだり。大学は春休みでしょうから、人もまばらで2時間ほどゆっくりと読書できました。学生ではないから閲覧のみなので、後からまた調べたり、買ったりするために本のタイトルや出版社をメモしました。
上の2冊はやはり良さそうなので、なんとか古本を手に入れたいと思っています。その他にもぜひ欲しい本が。
私の読む本は、ほとんど実用的な本ばかりですが、知識を得るだけでなく多くの気づきがあります。もちろんそれは著者がある信念を持って書いている本だからです。そういう本に興味をもちます。知識の方は忘れたらまた調べればいいのですが、気づきは自分の考え方を変えたり、その後の取り組みを左右するほど影響力があることがあります。
つい最近は『和声の歴史』(オリヴィエ・アラン著)と『和声の変貌』(エドモン・コステール著)を図書館で借りて読んでいて、なんかタイトルに「和声」がつく本ばかりですが(笑)、自分なりに追求していることがあってのことです。自分の中にぼんやりした疑問があって、そのことについてある程度納得できる答えを導きたい。
『和声の歴史』はとてもよかったので、また別の機会に書ければと思いますが……