なんで? なんで?

知り合いの5歳のお子さんが、なんで〇〇なん? なんで△△なん?と質問ばかりするという話を聞き、そういう年頃なんだなと夫と娘と話していました。

そこで娘が自分の体験から面白い話をしてくれました(娘は幼い時のことをわりと覚えている)。なんで?なんで?と聞くのは、その理由が知りたいというよりも、親と会話のキャッチボールをすること、コミュニケーションすることが楽しいのだと。なんで?の答えはどっちでもよく、次の質問を考えやりとりすることが面白いのだと。

そして、どこかで聞いたある親子の話も聞かせてくれました。子どもに質問された父親がいい加減な答えではなく、正しい知識を教えねばと聞かれるたびにスマホで検索して調べてから答えていたそうです。そうすると子どもはそれを嫌がりだしたということです。調べている間はしばらく会話が途切れて沈黙の時間ができてしまいますよね。この子もお父さんと会話のキャッチボールがしたかったのではないでしょうか。

娘が子どもの時にどう思っていたかということを後になって聞かされて、そんな風に思っていたんだと意外に思うことはこれまでもありましたが、子どもは大人がイメージしているよりも早くから色々なことを感じたり、考えたり、わかっていたりするものだと思わされます。それは、色々な子ども関連の本(発達心理学の本も含む)や、今勉強中の大学の発達心理学の中でも確認できることです。

ちょっとした話ですがとても興味深いと思ったのでご紹介させていただきました。どなたかの子育ての参考になると幸いです。