ポール・サイモンについて少し

ポール・サイモンについて何かを語るほど何も彼のことは知りませんが、最近興味を持つようになった経緯が自分でもおもしろいなと思っています。まあ、こういうことはよくありますが。
クラシックのように楽譜ありきでない音楽との向き合い方を考えるために、少し前またジャズを勉強しようとしたことはブログにも書きましたが、それを知ったご近所のジャズ好きな方がおすすめのトリオなどをいくつか教えてくださってその中に、ヨーロピアン・ジャズ・トリオがありました。
彼らは皆が知っているクラシックやポピュラー、民謡などをモチーフにした曲をたくさん演奏しています。その中に「スカボロフェア」があります(私が聴いたのはもう10年以上前の演奏ですが、とても素敵です)。

スカボロフェアは誰もがどこかで聴いたことのあるなじみのある曲だと思いますが、いい曲だなと改めて思って、元の曲を聴いてみようと思いました。といっても、民謡なのでそれをアレンジして昔歌っていたサイモン&ガーファンクルの動画を観ました。スカボロフェアといえば彼らの曲と思ってたくらい。
よく聴いてみると、アレンジがとても凝っている。ポリフォニックなサウンド。声と楽器(クラヴィコードかチェンバロのような音も聴こえます)が溶け合うように重なって、何度聞いても感動できるような味わい深さです。

少し前に、ある人の記事でポール・サイモンがバッハの影響を受けていることを知りました。きっと、スカボロフェアのアレンジはポールに違いない!? そのあたりからポール・サイモンへの興味は強くなっていきました。
それで、検索してみると、現在70代半ばでまだまだ現役で今年出したアルバムが全米チャート3位、全英チャート1位というから驚きです。その音楽は、「刺激的で、若い!」。音楽に年齢は関係ないと、勇気をもらいました(笑)。

こっちはライブ。リズムがかっこいい!

クラシックを弾くことは学びと楽しみのために私にとって今も重要ですが(といっても最近はオリジナルに時間がいるので毎日弾くのはほとんどバッハくらいですが)、人前の演奏のための作曲・編曲のためにはもっとジャンルを超えて、ジャンルにとらわれずに音楽に向き合いたいと思っています。
そういう意味で、クラシックを含む色々な音楽から影響を受けオリジナルを生み出している音楽家には興味があります。ヨーロピアン・ジャズ・トリオのマーク・ヴァン・ローンもクラシックとジャズを同時に学んできたピアニストです。
素晴らしい才能に接すると、自分は何をやってるんだろう?と、ふと我に返ったりすることはびたびですが(笑)、では「やめる?」と自問して、「やめません」というだけです。自分がどこまで行けるか?それだけです。