バレンボイムの話を聞いて

たまたまYouTubeでダニエル・バレンボイムの音楽レクチャーのような動画を見つけました。10分弱の動画ですが、とてもいいお話が聞けました。

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その中で特に印象に残ったことです。
バレンボイムが14歳の時に、ホロヴィッツの前でピアノを弾いた時のことです(バレンボイムは神童だったからすでに普通の14歳とは全然違ったでしょうね)。その時にホロヴィッツがバレンボイムに言った言葉が忘れられないと言います。

「君は常に意思(will)をもちなさい」

それは「何かを表現しようとする意思」のことということです。すばらしいアドバイスですね。
私も「どのような音楽をどのように表現していくのか?」この大きなテーマに向き合いながら、その時そうするのが一番と思ったことを、意思を持って取り組んでいます。
ジャズピアノのレッスンは結局1ヶ月未満でやめました。知らなかったわけではないのですが、やはりジャズはパターンを覚えなければいけない。ジャズピアノを弾くのが目的ではないから、パターンを覚えることは私には意味がない。
でも、気づいたことは色々あります。それこそが、頭で考えてるだけではわからなかった、やってみてわかったこと。やはり思ったことを実行してよかったと思っています。
どんな音楽であろうと、私は、「歌心」が感じられるものに惹かれるので、そういう音楽にインスパイアされながら、「何かを表現しようとする意思」を持ってこのまま音楽に向き合い続けるつもりです。