録音のアドバイスをしていただきました

昨年春ごろ、アルバム曲のための録音を初めて自宅で行いましたが、色々と課題もあっていつか録音のアドバイスを詳しい人にしていただきたいと思っていました。昨年の夏にピアノのアクション部の交換も済ませ(気になっていた打鍵時のノイズを解決するため)、その後ぼちぼちと録音をしてYouTubeにアップはしていますが、録音時の問題を解決せねばとずっと気になりつつ、誰に頼めばよいものかと迷っていました。

先日、とにかく適当なキーワードで検索しているうちに、同じ京都でクラシック系のCDを録音・制作・販売されているウッドノート・スタジオさんのサイトを見つけました。だめもとで、メールでこちらの要望(家まで来ていただいて実際録る環境でアドバイスをいただく)をお伝えすると、初めてのケースですがいいですよと快諾してくださいました。来ていただけることになりよかったーと思いましたが、それに加え、アコースティック楽器の録音に慣れていらっしゃる方にお願いできてさらによかった!

ウッドノート・スタジオは、2012年に左京区の錦鱗館で行われた上原 由記音さんのレクチャーコンサート(アルベニスのスペイン組曲)を主催されていました(今回初めて知りました)。私はこのレクチャーコンサートに行っていましたが(ブログにも書いています)、まさかこんな形でお会いすることになるとは、不思議なご縁を感じます(笑)。

さて、当日はウッドノート・スタジオのSさんに色々と教えていただきました。まずは、マイクの位置。私が弾いているのを聴きながらSさんが一番よさげな場所を探します。部屋が狭いのと試したい場所に本棚があったりして制約があるのですが、その中で大体この辺りではという場所を選んでくださいました。この作業は弾きながらはできないから、録音を一人でやる難しさをさっそく感じました。

そして、普段録音に使われているマイクもいくつか持ってきてくださっていて、それらを使って録音し聴き比べをしました。マイクによって思っていた以上の違いがあり驚きました。高いマイクだから良い音とか、そういう単純なことではないのですね。それぞれ特徴がある。これまでの自宅録音では色々いきさつがあってですが違う種類のもの2本を使っていたので、今回の録り比べを参考にしてマイクをどうするか決めます。

あとは、Studio One(録音ソフト)の設定で疑問に思っていたことやその他録音にまつわる色々なことを教えていただきました。これまで、これでいいのだろうかと自信のなかったこともそのままでよかったり、やめた方がよかったりとはっきりしたこともあり、来ていただいて本当に助かりました。

次のアルバムのための録音は、ちょっと考えていることがあり、まだだいぶ先になりそうですが、新しいマイクの準備ができればまたぼちぼち録音してYouTubeにでもアップします。本命はアルバムの方ですが(音楽配信サービスは音楽に特化されているからこちらの方がたくさん聴かれていますし)、YouTubeはなかなか再生数が上がりませんが、誰でもアクセスできるから、偶然私の音楽を知っていただくきっかけになればと思ってアップしていきます。