みんなのミュシャ展

先日、娘につき合って京都文化博物館で行われていた「みんなのミュシャ展」へ行ってきました。ミュシャの作品はこれまで何度かどこかで目にしたことのあるという程度で、この絵を描いた人がミュシャという名であることすら知らなかった。

で、見に行ってみて、すごかったです。なんとなくちらっと目にしたのとちゃんと見るのとではこれほど違うものかと改めて思いました。ほとんどの絵は女性が描かれ、その周りに花や装飾がほどこされている。絵のうまさがひしひしと感じられるのと同時に、多種多様なデザインを創造するパワー、それを緻密に描く根気強さ(?)に圧倒されました。

娘と夫は絵を描くから、ひたすら絵の描かれ方を観察し(特に人物)、その巧みさに感心していましたが、私はとにかく創造の力(特にデザインする力)を感じていました。絵の好みは別にして、大いに刺激を受けました。そして、私も早く帰って音楽に取り組みたいと思いました(笑)。これまでもそうですが、ジャンルに関わらず創造の熱を感じると、モチベーションが上がるようです(笑)。

ちなみにミュシャはチェコ出身で、展覧会のどこかに「スラヴ」に関することが書かれていて、それを見たために絵を見ている間、ずっと頭の中にドヴォルザークの「スラヴ舞曲 Op.72-2」が流れていました(彼もチェコ出身ですね)。少し切なく、民族色を感じられるようで、印象深い曲です。