以前、ある人を介してオランダで建築の仕事や研究をしている青年が夫に会いに訪ねてきました。その時に、私がピアノを弾いていることを知っててオランダ人ピアニストのCDをプレゼントしてくれました。ピアニストの名はユップ・ベヴィンといい、その時初めて知りました。ジャンルでいうならポスト・クラシカルでしょうか。穏やかめの曲調です。後で調べたらヨーロッパではかなり人気があるということです。
そしてその後、たまたま一緒に食事をした人がユップ・ベヴィンが好きと言ってました。理由はエモーショナル過ぎないということ。
エモーショナルな音楽というのは、どっちかというと感傷的なムードで、心がなかば強引に持っていかれるというか、自分の意志とは関係なく心が動かされるものだと思います。
エモーショナルでない音楽というのは、それほど心を乱されないもの。BGMでかけていてもあまり気にかからない、でもなんとなく心地いいような音楽って感じでしょうかね。
人がどんな音楽が好きなのか、ほとんど無意識にリサーチしてしまいますね(笑)。
先日の「ピアノに合わせてあそぼう」では、オネスティをアレンジしたのを弾きましたが、弾き終わったら児童館の先生が、感嘆の声をあげられました(笑)。この曲はめちゃエモーショナルですね。
エモーショナルな曲が苦手な人、好きな人、色々です。弾く方としては、どっちにせよ喜んでいただける方がうれしいです。
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