ペトロフのピアノ

今日は京都芸術センター(元明倫小学校)で行われた「ペトロフを愛する音楽会」で弾いてきました。ペトロフはチェコのピアノですが、こちらのピアノは約90年前、元明倫小学校で使われていた古い楽器です。どんな音がするのか、楽しみにしていました。
リハーサルで弾いてみると、少しスカスカしたような感触でしたが、指になじませるように弾いているとどうタッチすればよく響くかわかってきました。丁寧に扱えば小さな音も鳴ってくれる感じです。普通に弾いても良い音が出るピアノはもちろんいいですが、ちょっと気難しいけど気配りに応えてくれるようなピアノも弾きがいがあります。
私はモーツァルト・ハイドン・クレメンティを弾きましたが、その他ロマン派の曲を弾く人、ジャズを弾く人、作曲家で自作を弾く人など色々でした。連弾と歌もありました。
古い雰囲気のある講堂で、古い味のあるピアノを弾くのはなかなかおもしろい体験でした。