クラシックを弾く

今年から(と言ってももう2月後半ですが)またクラシックもちゃんと弾こうと思っています。というかもう始めていますが。ここ5~6年はどちらかというと曲作ったり録音したりということにピアノの時間の多くを使ってきました。もちろん、クラシックも弾いていましたがそれほど目的もなく、なんとなく中途半端でした。自分のゆったりした曲ばかり弾いていては、指がだんだん動かなくなるのではという危機感も多少あり(笑)、今年は人前でクラシックを弾く(なんかピアノのイベントに参加する?)ことをイメージして練習しようかなと思ったりしています。どうなるかわかりませんが。

練習の仕方も以前とは変わってきています。より一つ一つの音に耳を傾け「聴く」ようにしています。それはタッチや体の使い方とも密接につながっています。たとえ音数少ないシンプルな曲でも音色を美しく、人の心を動かすような演奏をすることは簡単ではありません。常に、丁寧に音と向き合うことを心掛けたい。児童館では電子ピアノでも、生演奏は違いますねと言っていただくことがありますが、そう言われるたびにぜひアコースティックピアノの音色を届けたいと切に思います。

曲作りをし始める前に弾いていたクラシック曲を弾くと、以前よりも多くの発見があり、それがとても面白い。そうやってぐるぐる行ったり来たりするのは、得るものが多いと実感しています。