録音について

先日、大阪のスタジオ7th Noteに行って録音をしてきました。

初めてスタジオ録音したのは3年ほど前で別のスタジオでしたが、ちょっと緊張したのを覚えています。ライブではわからないような些細な部分もマイクで拾われてしまいますからね。録ったものを聴いて、やはり弾いてる時と聞こえ方が違う!と残念に思ったりしました。

その後、何か月かに一度くらい録音して、同じ日に何度か録り直しするんですが(弾いては聴くの繰り返し)、聴くたびに色々と演奏上気になる所が見つかります(オリジナルだけどどこかクラシック的な発想の影響があるような)。でもせっかく録音したからというのと、何度録り直しても自分の力不足もありどこか気になる所はあるだろうというのとで、とりあえず録ったものの中からこれはどうしても録り直しとか、作品自体やり直しと思うのを除いて、最初はYouTubeで、その後はそれに加えアルバムの形にしてtunecore経由で各音楽配信サイトより配信して今にいたっています。配信というスタイルは、その後曲を取り下げることができるので、多少気になる所はあっても早く聴いてもらいたいという気持ちでアップしてきました。

ところが今年の春ごろ、ある友人がCD(物としての)が欲しいと言ってくれて、それならばとそれ用にと選曲を始めました。選曲にも迷いましたが、物として残るなら取り消せないし、改めて聴いてみてやはり気になる部分(ちょっと乱れてるとか色々)もあるのと、配信を始めた1年以上前では弾き方も少し変わったりしていて、そのまま使えると思えるものはそのままで、それ以外は録り直した方がいいかなと考えるようになりました。

それで、先日の録音はよりこだわって、一日でたくさん録ろうと考えずに、ある程度納得いくまでやろうと思いました。それで、結局4曲しか録れなかったのですが(今までは8曲とか10曲とか)、結果は今までの中では一番納得がいくものになりました。もちろん、また日がたてばもっとこうしたいとか出てくるかもしれませんが、その時点で妥協しないということは自分の納得感につながり大事だなと思いました。ミックスについてもエンジニアさんと試行錯誤していい結果になったと思います。

8月終わりには「LIKE A GENTLE VOICE」というアルバムが更新をする時期なので、その時までに20曲ほどのアルバム(ほとんどこれまでのものから選曲してそのまま使うか録り直したもの、部分的に編曲したりしたものと、新曲少々)にして、差し替えをしたい(続いて更新時を迎える他のアルバムも更新をしない前提で)と思っていますが、こんなペースで間に合うかな?という感じはあります。ストリーミングで曲を保存してくださってる方々には、それがいったん消えてしまうという問題もあって申し訳ないのですが、そういう方向ですすめています。

CDについては、今どきはCDデッキとかで聴いている人はどのくらいいるんだろうとか思うのと、ノートパソコンなどは本体に直接CDを入れられなかったりするのも少なくない思うので、やはりネットで聴いてもらう方がスマホや他の端末でも聞けるし、お手軽でいいのかなとも思っていて、作るにしてもプレスでなくてコピーにしようかなとか、まだ決めていません。でも、友人のCD要望のおかげで、ちゃんとやり直すということにつながってよかった。でも一体いつ渡せるんだろう(笑)。

関西でグランドピアノで録音ができるスタジオはあまり多くなく、しかもお手頃料金なとこはかなり少ないです。本格的な生ピアノ録音スタジオはやはりめちゃ高いです。7th Noteさんは大変優しい料金で、助かっています。エンジニアさんも私の超めんどくさい要望に応えてくださり、本当にありがたいです!