感じ方が変わった??

今日はちょっと「あれっ」と思ったことがありました。何年かぶりにアルベニスの『プレガリア』という曲を弾いたんですが(弾くと言っても練習してないから、ゆっくり確かめるように)、以前はどうしても「泣ける」曲だったのが、今日は泣かなかった(笑)。弾く前からそんな予感はしていましたが、やはりその通りだった。

以前、ブログにこの曲について書いたことがあるんですが(『いつか弾きたい曲』)、なんか謎に琴線に触れる曲で、涙で譜面が見えない(だからまともに弾けない)という珍しい曲でした。

弾いてなかった何年かの間に、私に何が起こったのだろう(笑)。鈍くなったのだろうか(汗)。いや、先日『大きな古時計』を弾いていて泣きそうになったよ(笑)。

今日は必要以上に感情に流されず、曲をじっくり味わうことができました。ゆっくりと歌うように響きを聴きながら弾くのはとても心地がいい。考えてみれば、前述の記事を書いたころに曲を作り始めています。それから少しずつ音楽に対する向き合い方も変わってきた。それで、今日は作品としての興味も感じながら多少冷静に接していたと思います。それが理由かはわかりません。無意識の中で起こっていることは、わからないものだと改めて認識したのでした。これで、また機会があったら弾くことができそうです。

ちなみに、ずっと前に書いた『どうして涙が出る?』という記事は、私のブログ記事の中で最も読まれている記事です。今日は「どうして涙が出ない?」です(笑)。