愛着あるピアノ

今日、100までピアノライフの調律師さんから連絡があり、ぼちぼち修理も終わるということです。来週後半、持ち帰っていただいたアクション部分を取り付けていただく予定です。グランドピアノが復活したら、また主にそれを弾くことになります。

今代わりに弾いているアップライトピアノは、普段はあまり弾くことがなかったのですが、今回は大活躍しました。弾かないから調律も3年ほど空いてしまっていたのですが、今回は調律もしてもらい、なかなか調子もよく、さらに弾き続けて愛着も戻ってきました。

このアップライトピアノは私の2台目のピアノで、中学の時に買ってもらったものです。最初のピアノもカワイでしたが、よりたくさん練習するのに合わせグレードアップするため、買い換えることになりました。色々思い出も詰まっていて、思い入れのあるピアノです。ずいぶん年季入っていますが、昔のピアノは素材がいいということで、大切に使えばまだまだいけそうです(100までピアノライフさんが言われると説得力ある(笑))。

グランドとアップライトでは構造も違うし、タッチの感じも違うし、ずっとグランド弾いててたまにアップライト弾くとちょっと違和感があるんですが、今回、約1ヶ月ほど弾くことになって、だんだんと指にもなじんできて、いい感じになっています。これで録音したら案外音の大きなグランドよりうまくいったりとか、まさかな考えも頭をよぎったり(汗。それでは修理の意味がなくなるではないか!)。

グランド復活したら、やはりグランドメインで弾くようになるから(やはり音に深みがある)、アップライトはまたあまり弾かなくなるかなと考えるとちょっと寂しい。自分の気持ちを表せる楽器というものには、妙な感情を抱くのですね。分身というか……。なんでセンチメンタルな気持ちになるんだろう? 不思議。今回、修理に出すときにはこんな気持ちになるとは思ってなかったんですけどね。