ロシアン奏法 あれから

アトリエ松田で松田先生にロシアン奏法を教わり始めてから1年以上たちました(ロシアン奏法を学びます)。

以前にも書いているかもしれませんが、松田先生の鍵盤タッチの方法は、私が子どもの頃から含めそれまで教わったことのある先生方の方法とはかなり違います。

弱い音から強い音までの強弱のグラデーションということよりも、一音一音の音の響かせ方の違いに重点を置いているという感じです。出したい音に合わせ鍵盤のタッチをどう変えるかをかなり意識する必要があります。

2~3週間に一度くらいのレッスンですから、回数は多くないのですが、少しずつは身についてるかなと思うこともあれば、そうでもないかなと思うこともあります。無意識に弾いてしまうと、以前の弾き方に戻ってしまいます。以前の弾き方と今教わっている弾き方に接点がないわけではないのですが、まだまだ新しい弾き方が無意識にできる次元ではありません。

鍵盤は押せば音が出る楽器なので、電子ピアノでも生ピアノでも同じように思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、その押し方によって音の表情がかなり変わるのが生楽器の難しいところであり、奥深い所です。

先生の言われていることを理解はできても、そのとおりやるのは本当に難しい。先生の弾き方を真似しても同じような音がなかなか出ない。正直モチベーション下がることもあります。あまり難しく考えず普通に弾ければいいという思いもどこかにありますが、それでもピアノからよりよい音を出せるようになるというのはやはり魅力的なことです。あきらめるのはまだ早い(笑)。

とりあえず、気長にやるのがいいのでしょう。