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録音進捗 その2(どこかで春が)

前回のブログで新しいマイクを買ったけど調子が悪くて不安と書きましたが、やはりノイズが出るのでとうとう返品しました。それで、またグレードの違うマイク2本で録っています。

生ピアノの録音は、結局ピアノと部屋のつくり(録音に適した内装など)とマイクにかかっているのかなという気がしています(そんな話も読みました)。それらが良ければ良いほど質のいい音が録れるから、編集ではそれほど手を加えなくていいはず。だけど、実際それらが全てハイレベルというのはものすごく費用がかかることで、私が行けるスタジオでも制約があり、普通の家の録音となるとさらに不利です。

それでも、じっくり家でやるというメリットは感じています。録音したものを聞いてやっぱり音を変えてみたり、そしてまた録音してと、曲作りと録音を並行してできるというのが大きい。

良い音で録音する条件が整っていないためでしょう、録ったものの音が、実際弾いている時に聴こえてる音とは随分違うわけです。ああ、それと前回書いたようにPCやスマホで直接聴くととてもきつい音になる。それで、編集なのですが、そのためのDAWソフトはStudio Oneの無料版からスタートし、その後一つグレードが上のStudio One Artistを購入して使っていました。そして、一応アルバムづくりを目標としているのでマスタリングのためにとうとうStudio One Professionalを購入、アップグレードしました。

結局、別で買っていたAI搭載のプラグインは使わず(生意気ですが、AIだから気に入るかどうかはわからないものですね。またお世話になるかもしれませんが)、主にStudio One付属のエフェクトを使って自分の耳で確かめながらやっています。2月の終わり頃の記事(「録音はまだまだ続くよ」)の中でAIのミックスについて「私がやるよりもはるかにいいはずなので、これを触るということは当分ないと思います」と書いていましたが、もう触っています(笑)。日々、なかなか進歩しないなあと思いながらやっていますが、そうやって過去の記事を確認すると少しは進歩?しているようです(笑)。Studio Oneを初めて見たのが昨年末。その時は全く意味不明なソフトでしたが、今は一応使えています(まあ、そこで曲作りしているわけではないので、機能の一部しか使ってないですが)。できないと決めつけない、すぐにうまくいかなくてもあきらめない、というのがポイントでしょうか(ああ、しんど)。

部屋の天井の反響がきついのではと思って、一部布を張ってトライしてみています。もうキャンプみたい?(笑)
確かに音は鈍ったけど、これがいいのかどうかもわかりません。

とりあえず、宅録音源をYouTubeにアップすることを目標に、編曲ものでと何曲か考えましたが、おととい、「どこかで春が」にしようと思って録音しました。昔の曲はメロディがわりと印象的なものが多い気がしていて、その雰囲気を大事にしたいから編曲はシンプルです。

自宅録音に取り組みだして2か月ほど、ブログにも書いてきたように何度も挫折しそうになりながら、ようやく1曲YouTubeにアップできました。まだまだ十分ではないと思いますが、十分と言える日は多分来ないので(笑)、一つずつ区切りをつけながら進めていきます。

3月ごろの歌ですね。来年はこの厳しい状況(コロナ)を乗り越え、春の喜びを心から満喫できますように。

 

録音進捗

2月の始めに新しいマイクを購入し自宅録音に挑戦していますが、とうとう4月になりました(笑)。ずっとそればかりしているわけではないけど、やはり試行錯誤が続いていてなかなか思うようになりません。

新しいマイクと古いマイクの組み合わせでしばらく録っていましたが、先週とうとう2月に買ったのと同じマイクを買い、その2本で録音を始めました。ところが、古いマイクよりも上等なコンデンサーマイクが2本になったためか、すごく繊細に音を拾うようになり、ダンパー音やら謎のカサカサという音など雑音も増え、ああ、せっかく奮発して買ったのにと青ざめました。さらに、2日ほどして今度は新しい方のマイクから謎の信号音のような音が出だし、ショックで倒れそうになりました(笑)。

後日、信号音は消え(今後に不安は残りますが)、マイク同士の位置を離すと雑音はあまり拾わなくなり(お互いのマイクが影響し合っていたのかわかりませんが)、ほっとしました。

録ったものを仕上げるのに、AI搭載のミックスとマスタリングのプラグインを購入していましたが(ブログにも書いた)、ミックスはまあいいとして、マスタリングは音が割れるので何か使い方が間違ってるのかどこかに問題があるようです。結局、AIに任せてというわけにもいかず、今年に入ってから始めている編集の勉強が続いています。

何事も粘りが大事だなと改めて思っていますが、少しずつでも続けていれば、一応理解は進んでいきますね。ありがたいことに、ネット上には本当に様々な役立つ情報があります。色々な方のサイトを読んで勉強させていただいています。結果的にそれが思ったような成果物につながるか、それは疑問ですが、基本的なことがわかっていないと書いてあることすら意味がわからないので、少しずつ進めていくしかないです。

一番ネックになっているのは、今の段階で仕上げている音が、自分が最低限近づけたい仕上がりになっていないということです。より良い仕上がりにするには知識と経験、その次に様々なプラグインなどから最適なものを選んで使えるようになること(もちろん高価なものは使えないので制約があります。でも調べていると今はフリーでもそこそこ良いものがあるということです)が必要です。

ヘッドホンで聞くとまあまあいける感じもするのですが、PCやスマホのスピーカーからだときつくて耳障りな音に聞こえる。ここが何とかしたいと思っている点です。私自身もスマホで音楽を聴くことが多く(ほぼ台所で)、統計でもスマホなどから直接聴く人が多いそうです。つまり、あまり良くないスピーカーで聴いてもまあまあ心地よく聞こえるようにしたいと思うのですが、これはそう簡単なことではなさそうです。リバーブも下手するとお風呂になっちゃうし(笑)。

多分、このままではいつになるのかわからないので、近々YouTubeには試しで上げられるようにしたいなと思っています。ストリーミング配信レベルにはまだ時間がかかりそう。曲ももっと作りたいし(;’∀’)。今年に入ってから毎月数字が伸びているので(YouTubeよりはだいぶ多いんですよ~)、新しい配信を早くしたいのですが。

今、多くの人が病気になったり、不安を感じるような悲しいことになっていますが、人生何があるかわからないからこそ、悔いのないよう生きたいという思いをより強くしています。

謎の音

前回、録音に手間取っていることについて書きましたが、録音時に気になることの一つが謎のカチカチというような音です。打鍵の際、ピアノのどこかの部位から出ている音のようですが(爪の音ではなく)、原因がわからずピアノの中を覗き込んでは探っていましたがわかりません。この音は今回録音したものを聴いてみるまでは気づいていませんでした。ちょっと良いコンデンサーマイクはこの音を拾うからでしょうか。気づいてからは、弾いてても気になるようになりました。マイクをピアノから離せばその音を拾いにくくなるけれど、全体的な音量が下る。なのでゲイン(録音時のボリューム)を上げると今度はカチカチ音も拾ってしまう(離した意味がない)。結局、カチカチ音を避けるためゲインを下げ気味で録音し、それをAIミックスプラグインのNeutron 3 Elementsを使って自動ミックスし、AIマスタリングプラグインのOzone 9 Elementsを使って(前回のブログでこれがまだ使えていませんでしたが、結局これを使えるようにするためのアドオンを買いました)、自動マスタリングしてみました。すると、録音時のゲインが低すぎるためか、マスタリングで音圧が上がると音が割れたようになってしまいました(仕上はAIだけどやはりちゃんと録音はしないとね!)。

カチカチ音を除くため、録音した音源のノイズを除去するプラグインのトライアル版も試してみましたが(これもAI搭載!)、やはりとれませんでした。これも高価なプラグインならとれるのかな?

とうとう、これはピアノを見てもらってカチカチ音の原因を特定した方がいいなと思い、調律師さんに来ていただきました。来てすぐ鍵盤を軽く触って、この音ですよねと、私の気になっている音をズバリ。どこから音が出ているか大体推測してくださっていたようです。グランドピアノ特有の音でもあるそうです(アップライトとは仕組みが違いますしね)。そして、1時間ほどかけて調整をしてくださいました。その後、弾いてみてカチカチ音は完全にはなくなってませんが、かなり目立たなくなりました。これ以上を望むならもう部品を変えたりしないといけないと思います。

調律師さんが帰られた後、改めて録音をしてみました。マイクが近いとやはりカチカチ音が少し入る。でも、マイクを離してゲインを上げでも前に比べカチカチ音はほとんど気にならなくなりました。調律師さんとも話しましたが、そもそも生ピアノなので、タンパーの音とか椅子の音とかカチカチ音とか入ってもある程度は仕方ないし、それも味わいかなあなどと。これまで行ったいくつかのスタジオでも、録音時の自然なノイズはいいと思うというエンジニアの人も何人かいらっしゃいました。どの程度ならOKと思えるか、難しいところです。

さて、これでピアノは見てもらって原因もある程度特定できたから納得。マイクの位置も大体決まりそうだしあとは録音。仕上はAIプラグインに手伝ってもらうものの、それだけでいいのか?課題はあるし、配信までこぎつけるにはまだしばらくかかりそうです。

以前、調律に来ていただいた際、最近変な音がするんですと言うと、これですか、とクリップか付せんの束か何かが落ちてたのを見つけてくださったことがあるので、今回も落ちてたりしないかなと何度も中をのぞいてたんです(笑)

録音はまだまだ続くよ

録音、いい感じでできそうになっていると書いて早10日以上たちました。未だにマイクの位置やボリュームの調整などが定まりきっていません(汗)。これくらいでいいかなと思って次の日に録音するとまた違う風に感じられたりするし、日々試行錯誤です。

とりあえず録ったものを今度はどう仕上げるか。生楽器の音をそのままというわけにはいかず、デジタル音源として聴きやすいものに調整しなければなりません(ミックスとマスタリング)。バンドなどの場合は各楽器のバランスとか別の問題がありますが、ピアノソロの場合、きついとこは抑えるとかこんな風に聞こえて欲しいというイメージのもと調整します(実際よりうまく聞こえるとかそういうことはないと思います(笑))。けれども、この作業は編集初心者には難しいです。どの周波数をどうすれば思っているような音になるのか。ある程度経験を積まなければわからないことだと思います。

ところが、テクノロジーの進化によりに作り手とって強い味方になるツールも色々出てきているんですね。もちろん、熟練のエンジニアさんには及ばなくとも、そういう人にお願いできないような余裕のない作り手のとりあえず味方となってくれるような。

今回まずは、新しく買ったオーディオインターフェースにプロのエンジニアによるプリセットのエフェクトが入っていて、しかもピアノという選択肢もあり、とりあえずそれは入れて録音しています。そして、色々調べている中で、興味がありしかも評判もわりと良いAIによるミックスとマスタリングのソフト(グレードの下のもの)も海外のサイトで格安で手に入れました。でもそれは無料のStudio One(編集ソフト)では使えないので一つ上のグレードのものも同じ店で買いました。

早速パソコンに取り込みましたが、マスタリングの方のプラグイン(Ozone 9 Elements)をStudio One Artistが認識しません(汗)。とりあえず、ミックスのNeutron 3 Elementsを試してみました。すると、検索したあちこちのサイトに書いてあった通り、10秒ほど曲を聴いたのち、自動で最適な音質に調整してくれました。元よりは良くなっている感じです(そうでないと困る)。イコライザー(周波数帯域を上げ下げして音を調整するエフェクト)の曲線を見て、こんな曲線を思いつくには何年かかるだろうと思いました(笑)。オーディオインターフェースのエフェクトの曲線を見ても思いました。私には思いつかない(汗)。

専門の方の話ですと、これは優秀だけれどあくまで参考にするためのミックスということのようですが、私がやるよりもはるかにいいはずなので、これを触るということは当分ないと思います。本当はもう少しこんな感じというイメージもあるのですが、どこを触ればそうなるのか絶対わからない。今後、選択肢として上のグレードのものを使うことはあるかもしれませんが、生楽器の録音のミックス、マスタリングでそれが必要かどうか、今のところわかりません(わからないことだらけ(笑))。

ここ1ヶ月ほどやってみたことは、録音の質を上げるためにマイクを買い、オーディオインターフェースを買い(壊れたからですが)、音を整えるためのソフト類を買い、オーディオインターフェースについていたDAW(編集ソフト、Cubase)も試し、それらについてひたすら調べまくりという感じです。色々と買ってますが、それも上を見たらもっともっといいものがあり(ピアノそのものも含め)、今できる範囲のことです。

やりたいのは表現であり、編集ではありません(笑)。でも、直接届ける(生演奏)ことができる人は限られているし、しかも私の音楽を聴きたいとは限らないし、配信でなるべく広く、遠くまで多くの人の耳に触れるように発信したい。世界の中に、あっ、これいいなと思ってくれる人がいることを想像するのは素敵です(SHAZAMというアプリをご存知でしょうか?これはBGMなどで流れている曲が何か探してくれるアプリです。これで私の曲を見つけてくれている人もいます)。これまで編集はスタジオでやってもらっていましたが、とにかく自分のペースで、よりこだわってやりたい。そのためには、今やっていることはどうしても必要なんですね。得意なわけじゃなく大変だけど勉強にもなるし、配信で音楽を届けるのに、自分でその最終の音の仕上がりについて考えるのは悪くない。

録音と編集、まだまだこの形でやっていこうというところにたどりついていません。マスタリングのプラグインをStudio One Artistが認識しない点についても、買った店に問い合わせ中です(アメリカです)。日本の代理店に問い合わせたら、私は自分で個人輸入したわけだから答えられないということでした(普通に買ったつもりですがそういうことだったんです)。でもヒントはいただきました。さらに追加のソフトが必要な可能性ありです(汗)。

引き続き、根気強くやっていきます! 今日は雨降ってるので、録音はできませんでした(スタジオじゃないので雨の音が入る恐れあり)。

2月、寂しい花壇に色どりを添えるクリスマスローズ。

さっそくとん挫!

先日、マイクを買って試し録音をした後、とにかくDAWソフトのStudio One(フリー版です)のことをある程度わかってないと録音時の設定やら、その後の処理やらに困るだろうからと300ページ以上のマニュアルを読み進め(必要な箇所だけ読もうかと思ってたけど、わりと気になる箇所が多い。マニュアルは翻訳されたものか?わかりにくい表現も多いような。それで検索をするとそれをわかりやすく解説したページを見つけたり見つけられなかったり。とにかく時間がかかる)、3分の1近くまできたあたりで、とにかくまた録ってみようかと、今度はマイクの設定を変えたりしながら、やってみました。すると初めて録ってみたときよりも、いい感じです。それでもやはりマイク2本で録った方がいいかなと、夫のアドバイスなんかもあって、元々持っていたマイクもサブで使ってみようかなということになりました。それで、早速マイクスタンドとケーブルを買いに走り、どんな感じに録れるだろうかとわくわくしながら、録音しようとオーディオインターフェース(マイクとパソコンの間につないいでデータを変換する機材)に2本のマイクをさして、さあ録ろうとすると今度はStudio Oneが反応しない。それで色々触っていたら、パソコンがオーディオインターフェースを認識していないことがわかりました。

この2本のマイクはコンデンサーマイクというもので、それを使うためにはオーディオインターフェースの+48Vのスイッチをオンにしなければなりません。そうするとパソコンが認識しなくなる。このスイッチをオフにすると認識する。オフにしたらマイクが使えない。というどうしようもない状況になっています。そして、通常ついていないはずのPEAKランプもつきっぱなし。さらに、+48Vのスイッチをオンにしてもオンのランプはつかない。もしかして、壊れた?(;’∀’)

検索しまくったけどわからないし、十字屋に問い合わせました。それで土曜日だったからメーカーやお休みだし月曜は担当の人休みで火曜は祝日で、水曜以降にならないとわからないということで、今録音は中断しています(涙)。

今年に入ってから、ストリーミングの方も数字が伸びていて(特にApple Music、Line Musicあたり?配信先はたくさんありますが、速報レポートが確認できる所は限られています)、早く新しい曲を配信したいので余計に焦ります。

また水曜以降、どうなるか? はたして録音は成功するのか?(笑)。

 

 

マイクを買いました

昨日、ついに十字屋三条店で取り寄せてもらったマイク(前回ブログに書いていた)を買いました。アマゾンとかだったらもっと安いんだけど、いくつかのマイクをセレクトしてもらって、さらに様々なアドバイスをいただきましたから、感謝の気持ちを込めて買いました(笑)。今後買い足さなければならないものがあっても、また相談しやすいですし。

家に帰って早速Macとオーディオインターフェースとマイクをつないで録音。それで聴いてみたら、うーん、こんなもんかな?(;’∀’) それでよく見ると、マイクの小さなランプが点灯しておらず単にGarageBandに直接録音しただけでした(笑)。それでオーディオインターフェースの切り替えスイッチを入れ、マイクのランプが点灯するのを確認し、改めてGarageBandの設定を見てみると、オーディオインターフェースを認識していない。キーボードだといけていたのに、この組み合わせだとなぜかだめ。少し調べてみたけどうまくいかないので、今度はWindowsを持ってきてすでにインストール済みの一旦あきらめたStudio Oneを使って録音してみたら、できました。音は、そうですね、まだ少しわかりません(;’∀’)。マイクの方で細かい設定ができるし、マイクの位置とか、Studio Oneの設定とか、色々もっと試してみてからでないとわからないはずと言い聞かせています(笑)。良くないと困ります。高かったし(涙)。ただ、本当は2本で録音する方がよりいいんでしょうね。一応1本でもなんとかなるんじゃないかというマイクだそうです。

さて、DAWをどうするかというのは悩ましいとこです。もう少しGarageBandで粘ってみるという手もあるけど、のちのちの編集のこととか考えるとやはりStudio Oneの方がいいのかなと思ったりするので、そっちの方向で進めています。フリー版ですが300ページ以上(!)のマニュアルが用意されていて以前すでにダウンロード済みなんでばっちりです(笑) (;’∀’)。まあ、とりあえず必要な箇所を読めばいいんでしょうけど。録音したものをStudio Oneでミックス、マスタリングするための知識が必要です。しばらくはStudio Oneでやってみて、また状況しだいでは変える可能性もあるかな。

近頃では、ミックスもマスタリングもAIでかなりのところまでやってくれるプラグインもあることはチェック済みなので、頼りたいな~と思ってます(笑)。

音楽配信もマスタリングをやってくれるところもあるし、次はそこからストリーミング配信してもいいかなと考えています。

肝心の音源を録音して整えられるか、これから長い挑戦が始まる予定です。苦労は目に見えている(笑)。またそのうち経過報告するつもりです。

AKG(アーカーゲーと読むそうです) C414-XLS

録音について

先日、大阪のスタジオ7th Noteに行って録音をしてきました。

初めてスタジオ録音したのは3年ほど前で別のスタジオでしたが、ちょっと緊張したのを覚えています。ライブではわからないような些細な部分もマイクで拾われてしまいますからね。録ったものを聴いて、やはり弾いてる時と聞こえ方が違う!と残念に思ったりしました。

その後、何か月かに一度くらい録音して、同じ日に何度か録り直しするんですが(弾いては聴くの繰り返し)、聴くたびに色々と演奏上気になる所が見つかります(オリジナルだけどどこかクラシック的な発想の影響があるような)。でもせっかく録音したからというのと、何度録り直しても自分の力不足もありどこか気になる所はあるだろうというのとで、とりあえず録ったものの中からこれはどうしても録り直しとか、作品自体やり直しと思うのを除いて、最初はYouTubeで、その後はそれに加えアルバムの形にしてtunecore経由で各音楽配信サイトより配信して今にいたっています。配信というスタイルは、その後曲を取り下げることができるので、多少気になる所はあっても早く聴いてもらいたいという気持ちでアップしてきました。

ところが今年の春ごろ、ある友人がCD(物としての)が欲しいと言ってくれて、それならばとそれ用にと選曲を始めました。選曲にも迷いましたが、物として残るなら取り消せないし、改めて聴いてみてやはり気になる部分(ちょっと乱れてるとか色々)もあるのと、配信を始めた1年以上前では弾き方も少し変わったりしていて、そのまま使えると思えるものはそのままで、それ以外は録り直した方がいいかなと考えるようになりました。

それで、先日の録音はよりこだわって、一日でたくさん録ろうと考えずに、ある程度納得いくまでやろうと思いました。それで、結局4曲しか録れなかったのですが(今までは8曲とか10曲とか)、結果は今までの中では一番納得がいくものになりました。もちろん、また日がたてばもっとこうしたいとか出てくるかもしれませんが、その時点で妥協しないということは自分の納得感につながり大事だなと思いました。ミックスについてもエンジニアさんと試行錯誤していい結果になったと思います。

8月終わりには「LIKE A GENTLE VOICE」というアルバムが更新をする時期なので、その時までに20曲ほどのアルバム(ほとんどこれまでのものから選曲してそのまま使うか録り直したもの、部分的に編曲したりしたものと、新曲少々)にして、差し替えをしたい(続いて更新時を迎える他のアルバムも更新をしない前提で)と思っていますが、こんなペースで間に合うかな?という感じはあります。ストリーミングで曲を保存してくださってる方々には、それがいったん消えてしまうという問題もあって申し訳ないのですが、そういう方向ですすめています。

CDについては、今どきはCDデッキとかで聴いている人はどのくらいいるんだろうとか思うのと、ノートパソコンなどは本体に直接CDを入れられなかったりするのも少なくない思うので、やはりネットで聴いてもらう方がスマホや他の端末でも聞けるし、お手軽でいいのかなとも思っていて、作るにしてもプレスでなくてコピーにしようかなとか、まだ決めていません。でも、友人のCD要望のおかげで、ちゃんとやり直すということにつながってよかった。でも一体いつ渡せるんだろう(笑)。

関西でグランドピアノで録音ができるスタジオはあまり多くなく、しかもお手頃料金なとこはかなり少ないです。本格的な生ピアノ録音スタジオはやはりめちゃ高いです。7th Noteさんは大変優しい料金で、助かっています。エンジニアさんも私の超めんどくさい要望に応えてくださり、本当にありがたいです!

 

ピアノの音色に触発されて

土曜日、夫と出かけてて、ぷらっと三条河原町近くのMEDIA SHOPへ寄りました。このお店は私たちが昔々まだ学生だった頃からあり、気になるお店の一つでした。昔からアート系だったと思いますが、今もアートや建築の本が多いです。

これは今年1月の写真

お店に入って、本棚を眺めていると、心地よいピアノの音が聞こえてきました。音楽が気になって、本棚の前に立ちながらしばらく聴き入っていました。お店の人に、誰の曲ですか?と尋ねると、ちょっと調べて「ハラマリヒコさん」と教えてくれました。ハラマリヒコ……しばらくして、ああ、原摩利彦さん、と思い出しました。そう言われればそういう雰囲気です。アーティスティックなサウンド。映像作品やアートとのコラボもたくさんされていたと思います。彼の作品はネットで何度か聴いていますが、今回、何の先入観もなしに、すーっと入ってきて、お店の空間にとてもよく合ってて、感動したんです。

原摩利彦さんの曲を聴いた後、なんか刺激受けたなあという気持になり、その後、家へ帰って短い曲を作りました。そしてそれをiPhoneのボイスメモに録音して聴いてみました。普段は、モチーフが思い浮かんだ時に適当に録るくらいですが、今回録音した音源を聴いて、ふと、iPhoneでも案外いけるんじゃないかと思い始め、それから、色々と調べてみました。すると、iPhoneにセットして使えるわりと評判のいいマイクがあり、興味がわいてきました。

スタジオの録音は録音用の部屋があり、エンジニアもついてくれて、いい面もあるのですが、6時間ほど予約をして(エンジニアの作業時間も含め)、その日に8曲ほど一気に録るということをしていて、これが案外ハードなのです。録音したものを聴き、気になる所があればまた録りなおすということを繰り返していると、どんどん時間が過ぎていき、集中力もだんだん落ちてくる。仕上げに関しても、ややお任せ気味の所もあり(スタジオで大き目の音量で聴いてもそれでいいのかちょっと判断しづらい)、これでいいのだろうかという思いも少しありました。

スタジオに行き出す前は自宅で録音していて、その頃はマイクを使っていました。でも、どうも弾いている時に実際聞こえている音と、録音したものの差が大きくて、思ったような録音ができず、それで自宅録音はやめていました。生ピアノの録音は難しいということは聞いていました。

日曜、さっそくZOOMのiQ6という小さなマイクを買いました。そして、ボイスメモで録音した曲を、また弾いて録りなおしました(専用のアプリを使って、またiTunesに取り込んで、それから編集ソフトに取り込んでと、YouTubeの動画にするまでに1日かかってしまいました)。次のスタジオ録音まで曲のアップはできないと思っていましたが、とりあえずそれをYouTubeにアップしました。スタジオで録音したものとは、やはり仕上がりが違いますが(リバーブもかけずほとんど触ってない)、やってみて気づくことがたくさんあって、演奏から録音まで自分でやるべきだなと思いました。自分の慣れたピアノで弾けるというのも大きいし。

今回、たまたまMEDIA SHOPに立ち寄り、たまたま原摩利彦さんの音楽を聴いたことがきっかけで、結果的に自分で録音することになりましたが、もしMEDIA SHOPに行ってなかったら、今こんな風になってなかったのかな、などと思いちょっと不思議な気持ちでもあります。

impromptu1 即興的な音楽1

久々の録音

半年ぶりに曲をアップしました。3月の終りにスタジオで録音しましたが、録音したのを聴いてみると気になるところが色々あり(スタジオでちゃんと録音して聴いてみたら、こまごまと気になることに気づいてしまうというのがあります)、アップしませんでした。
私の行っている録音スタジオの予約は4時間以上からで、4時間の場合、正味録音のために弾けるのは2時間半くらいですが、集中力からいってもそれくらいでちょうどという感じがします。前回は6曲用意していったのですが、間違えたら頭から弾きなおし、一応無難に録れたと思ったものは聴いて、問題を発見してまた録りなおしてとやっていると時間が足りない。それで今回は4曲にしました。前回に比べ、録りなおす時間に余裕はありましたが、それでも十分ではなかったです。4曲のうち1曲は、家に帰ってから聴いてて、あっ、この部分変えたいなというのが出てきたので、また曲をさわって次回録ります。演奏上気になるところは多分何度やりなおしても永遠になくならないので(未熟なもんで💦)、3曲はアップしました。
ネットに上げている限り、誰かがどこかで偶然聴いてくれるかもしれない。それを楽しみにぼちぼち創作を続けていきたいなと思っています。
よかったら聴いてみてください。