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建物内の音環境

先日近くにオープンしたホテルに、夫と偵察に(笑)行ってきました。最近京都では増える観光客に対応するように新しいホテルも増えているように思いますが、日本らしさ、京都らしさをどの程度意識しているかが気になるところです。そのホテルは1階の道路に面した部分がカフェになっていて、そこを通り抜けても、またカフェに入らず横の通路からも奥のフロントに行けるようになっています。全面ガラス張りなので中が良く見えます。やはり普通のカフェと違ってホテルだから入りにくいのか、お客さんはほとんどいません。カフェに入って真ん中あたりのテーブルに座ってインテリアを拝見。ぱっと見は和的な要素は少ないですが、やはり所々にさりげなくデザインされているようです。
お茶を飲みながら通りを見ていると、たまに止まって中を見ている人がいます。ホテルだけどお茶だけでもいいのかな?という感じでしょうか?
BGMにクラシックのピアノ曲が流れていましたが、よくお店などで流れているボリュームよりは控えめで微妙な所で調整されている感じです。ショパンのエチュードなどもう少しボリュームが大きければ少し耳障りかもしれませんが、そんなことはありませんでした。
私は毎日自分の出す音を「聴く」という行為をしているので、音には少し敏感かもしれません。空間の雰囲気を作る要素として音楽はけっこう影響あると思っています。ジャズかクラシックでは場の雰囲気が全然違ってくる。音楽がなければ、別の物音にもっと注意がいくでしょう。
飲食店など内装の状態によって残響の強い所もわりとあります。音楽や人の声が混ざってわんわん響いているから話す際に大きな声が必要な所もある。なかなか辛いです。耳が。
建物内の音環境は私にはとても重要に感じられますが、実際一般にどこまでそのことについて考えられているかはわかりません。このホテルのBGMはGoodでした(笑)。

建築と音楽

夫は建築設計をやってますから、建築と音楽についての話をたまにします。
町家の改修の仕事もあるのと、かつて私たちも町家に住んだことがあるので、古い家のあり方についてもたまに。
町家の改修に携わっている専門家は、古いものを忠実に再現することにより価値を置く人と、現代の生活によりふさわしいやり方で古いものを今に生かすという考え方の人と大きく二つにわかれるようです。
その話をしていて、バッハやモーツァルトを今のピアノで弾く場合、昔の楽器で弾いていたように弾くべきかどうかという話がたまにあるなと思い出しました。
私が知ったピアニストたちの意見は大方、今のピアノを生かして美しく演奏すべきだ、のようです。私もそう思います。